柿の葉

勝田台の工房へ通う京成電車の八幡駅には、自宅から徒歩10分。メイン通りを往けば一本の直線通りであるが、車の通行量も多く味気ない。わざわざ細い住宅地を通っていく。家々の塀からのぞく梢などを眺めていると、季節を感じていいものだ。

駅に近い一軒の家の柿木は毎年みごとに紅葉する。真っ赤な実をつけた柿木からは、美しい落ち葉が道路に散乱。人気の無いその家は掃除する人もいないらしく、いつもそのまま放置されている。

昨年その何枚かを持ち帰り、粘土に葉を押し付けて葉脈の型をとってみた。柿天目や黄伊羅保の釉薬をかけて焼成、柿の葉皿を作ってみました。写真の三枚の柿の葉のうち一枚が本物。

皆さんはどれが本物か、もちろん分かりますよね。

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