ラーメン

日本人の国民食ともいえるラーメンだが、カテゴリーが広く、書き出すのは大変だ。その中でも一つのジャンルにインスタントラーメンがある。最近朝ドラで放映されたのでご存知のとうり、即席めんは昭和30年代に日清食品という大阪の会社が開発したものである。発売当時は中華そば屋のラーメンが30円の時代に、確か35円で高かったと思うが、めずらしさと手軽さが受けてあっという間に全国に広まった。

その後このチキンラーメンのヒットに乗ってエースコックを始め、多くの類似商品が市場に出回る。すると徐々に過当競争により、中華そば屋のラーメンとの価格差が広がっていった。

今や日本のみならずアジアの国々でも大量に作られているインスタントラーメンだが、国際化のきっかけはベトナム戦争である。当時、熱帯のジャングルの奥でも保存がきき、お湯を沸かせば簡単に食べられる手軽さが受け反政府軍ベトコンの携帯食料として注目されたのが、きっかけであったと思う。

それからインスタントラーメンはその国の人々の味覚に合わせて、民族独自のオリジナルが開発され、カップヌードルと共に世界中で食べられる様になった。

私が高校時代のある日、朝食に母がチキンラーメンを作ってくれた。ラーメン好きだった私は「これから朝食は毎日ラーメンで良いから」とつい口に出してしまった。この言葉をまに受けた母は野菜たっぷりのチキンラーメンを毎朝、作り続けることになる。そして作っている時の口癖が「あんた、こんな物のどこが旨いの」である。一年くらい食べ続けたと思うが、さすがに飽きたので「もう明日からラーメンでなくていいよ」との進言で終了。今でもチキンラーメンは好きである。

写真のラーメンどんぶりの形状に注目!コウダイから口元までのラインが直線、こうするとツユの量が少なくても多く見える私は血圧が高いのでツユは殆ど飲まない。全部捨てるのもモッタイナイので、ツユをあまり飲まない人はこの形状がよいのではないか?

 

“ラーメン” への1件の返信

  1. 今回のラーメン(丼)は、とても楽しく拝見・拝読しています。インスタントラーメンは日清チキンラーメンから・・・袋麺やカップ麺など企業の商品開発力には驚きです。毎日新商品が誕生しているとのこと。合わせてラーメンについてうんちくを語る人の多さにも驚きです。これも国民食にとどまらず、国際食として認知される所以でしょう。   さて、お写真のラーメン丼、今日の注目はこちらです。健康に配慮しスープの完飲を控える人も少なくないでしょう。合点が行きました。
    ところが最近のラーメン人気店では、丼の形状が写真と同じく逆円錐状のものが使用されているようです。一番コストのかかるスープの節約、確かにスープが切れたら店仕舞いです。これを聞いて本当なら、「美味しいラーメンのため、麺とスープのバランス良い丼を使用」でないなら寂しい気もしてきます。考えすぎかもしれませんが「食器とは誰のため?何のため?」・・・家庭で作るラーメンとプロの作るラーメンとの違いを食器を通して考えさせられました。

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