抹茶碗の詩・行

 

私の茶碗製作に今はさしたる目的はない、さりとて退屈しのぎで作っているわけでもない。日々三度の食事に特別意味がないように、ただ黙々と手を動かし続ける。仕事が糧を稼ぐ作業から離れたとき仏教でいう「行」になっていく。

抹茶碗の詩・西方

 

仏教では極楽は日の沈む西方にあるという。先に旅立つ友人も増えてきたが、順番を待つ間は瞑想の中に揺れていたい。好きな事をして時と戯れていれば、そのうち幕は引かれる。

抹茶碗の詩・課題

 

これから哲学の時代がまたやって来る。AIロボットが普及し、人々が労働から解放されると人生の意味を失う人々が多くでる。「人はいかに生きるべきか?」でも一足先に時間をもて遊ぶ年金族には、この課題がすでに存在するのだが。

抹茶碗の詩・個性

 

個性とはないかを問われれば、角の尖った自己主張ではない。転がるうちに醸成され丸くなった、玉石のような人の中に潜むキラメキであると思う。

抹茶碗の詩・5000ドル

 

先日トランプ大統領が11月の中間選挙で、もし共和党が勝利したらアメリカ国民全ての成人に5000ドル配ると公言した。もしこんなことが実際に実現したら選挙制度は崩壊し、アメリカ民主主義も終焉する。これから世の中は権力者のエゴが正当化される混沌の世界へと入っていく。

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