ジャガイモ
<ゲノム編集食品、夏にも食卓へ>先週朝刊を読んでいたら、突然この記事が眼に飛び込んできた。ゲノム編集っていったい何物だ!バイオ技術に疎い私も、日々食べる食品の事なので見逃すわけには行かないので調べてみた。なにやら新しい品種改良の技術らしく、自然界で時どき起きている突然変異を人の手で人工的に行うらしい。遺伝子を壊して編集しなおしたり、繋いだりして人間にとってより有益な農作物などを作りだす技術だという。従来からの遺伝子組み換えは人間の体内でのアレルギー反応などを検証する必要があり、結果が出るまで時間とお金がかかったという。でもゲノム編集なら突然変異と同じなので、安全だというのだが私にはこの違いがよく理解できない。
例えばジャガイモ芽には毒があり、以前は管理も悪く芽の出たジャガイモなども平気で市場に出回っていたが、最近ではこのようなジャガイモは余り見かけなくなった。今スーパーなどで買うジャガイモはとりあえず芽など出ていない。そこでジャガイモに毒があることさえも知らず、芽の出た部分など切り取らない若い主婦もいる。いまはゲノム編集により毒の無いジャガイモが開発されているという。ジャガイモを生でも食べられるようになれば、ジャガイモサラダなど新しい料理のジャンルも広がるので良い。ジャガイモにはソラニンやチャコニンという毒が、芽の部分や日にあったった皮の青い部分にあるそうで、それを食べると嘔吐や腹痛を伴うという。
「腹減ったなあ、何か食い物ねえか?」小学校から帰り5,6人で遊んでいると空腹をおぼえる。すると「芋でも食うか!」と一人が言い出す。当時遊び場として利用していた空き地の先にはジャガイモ畑が広がっていた。「芋カッパラッテ来いよ」とガキ大将が命じる。「合点だ!」とばかりに垣根を乗り越え畑に侵入すると、芋の茎を引っこ抜いた。するとジャガイモが5,6個ゴロゴロと付いてくる。三本も抜けばそれで十分だ。さっそく廃材をかき集め火を起こし、湯の沸いたブリキのバケツに芋を放り込む・・・。待ちきれず5分も経たずに芋を取り出すと「まだガリガリで喰えねえや!」ガキ大将が試食してはきだした。こんなことやってても別に芋の毒素にもあたらなかったので、今のままの芋でも良いのでないかと思う。
近年日本人は森や野山に狩りや食物の採取にあまり出向かなくなった。食べ物はスーパーに行けばいくらでも豊富にある。働かないで遊んでいても飢える事の無い未来!もうそこまで来ているとホリエモンの本には書いてあった?
(千葉県八千代市勝田台、勝田陶人舎・冨岡伸一)