茶飲み話・タワマン
いま中国の動向から目が離せない!かの国では住宅バブルが崩壊し大変な状況に陥っている。そのため経済は低迷し失業者があふれ、物が売れない。そのうえ無理してタワマンなどを買った中産階級は高額のローン返済に追われる。中国のマンションは契約時に資金の全額支払う前払い制なので、まだ未完成なマンションにローン返済が発生するのだ。
そこで多額のローンを抱えた人たちは、「未完成住宅のローンなど返済できない!」と銀行に抗議するが認められることはない。銀行の前で集団デモすれば警察がやってきて即刻逮捕される。結局は現在住んでいる住宅の家賃と、未完成住宅ローンの二重支払いで借金地獄に陥る。世の中いつの時代も最後に出動した人がババをつかむのです。(時代をよく観察しながら生きてください)
いっぽう「東京のマンションは上海に比べると安いよね!」と都心のタワマンを買っているのも中国人である。目先の効く中国人富裕層は自国のタワマンなど数年前に売りぬけ、シンガポールや東京タワマンを買っていた。そこで今東京のタワマンも高騰し、とてもサラリーマンが購入できる値段でなくなった。でももし彼らがいっせいに売却に走れば価格暴落もありえる。
しかしその富裕層も最近では中国に帰国出来ない現象も起きている。帰国したら最後、パスポートは没収され二度と出られないという噂が広がる。習近平独裁政権による締め付け強化で、中国は増々内向きになった。せっかく鄧小平の改革開放で経済発展した中国も習近平の登場により、また元の毛沢東時代に戻っていく!つい最近まで10年後はアメリカを抜きナンバー1だとの豪語は消えた。
2024年は中国問題を筆頭にかなり混乱した時代になりそうだ。ある日突然とんでもないニュースが飛び込んでくることもある。一般庶民としては抗しがたいが、最低限の食糧備蓄と手元現金など用意が必要かもね?中国の富裕層の間ではゴールドなど貴金属の購入が盛んだ。人民元の下落に備えている。(中国、米国、日本も借金だらけでこの先どうなることやら?勝田陶人舎・冨岡伸一)