茶飲み話・ワーキングホリデイ
いま日本に住んでいると分からないが、先進国ではインフレが急速に進んでいて物価高が庶民を苦しめている。これに伴いレストランなどで働く簡単なウェイトレス賃金も急上昇で、オーストラリアなどでは時給4,5千円だという。そこで多くの日本人がワーキングホリデイなどの短期就労ビザを利用し、英語会話の勉強をかね豪州などに出かけている。
しかしコロナ前までは日本人の旅行者も多かったが、最近では円安でめっきり減少し、日本語での接客のニーズが無くなった。すると英語の堪能なフィリッピンなど他のアジア諸国の若者に職を奪われ、日本人の就業が難しい。そのけっか彼らの一部はホームレスになったり風俗で働く女性もいて、日本人の評判を落としているようだ。
この現象はアメリカでも起きていて、若い日本女性の入国審査などは厳しくなる一方だ。以前は簡単にスルー出来た税関でも旅の目的や滞在日数など根掘り葉掘り、しつこく聞かれるという。事実ニューヨークの風俗店などには日本女性が紛れ込んでいるらしい。三か月の観光ビザで性サービスをすれば日本よりも大金を稼げるのだ。
「日本はすでに後進国ですよ!」以前は東南アジアから出稼ぎに来るホステス嬢などを見下していたが、今や見下される側になり始めている。そして最近ではそれらの外国人も時給が低い日本から他の先進国に行き、出稼ぎにくる女性も減少傾向だ。確かに近年繁華街でのフィリッピンパブの看板などを見かけることも少ない。このまま日本は没落の道をたどるかもしれない。
一方でいま海外からは安い日本に多くの資金や観光客が流れ込んできている。そして不動産や株式を買いあさり、京都やニセコなど有名な観光地は海外資本に買い占められていく。また最近日経平均なども上昇しているが、買っているのは外国人投資家である・・・。(インフレや円安が進行中で、どんどん日本円の価値が下落しているので、預貯金はゴールドなどの現物資産で保有することをお勧めしている。勝田陶人舎・冨岡伸一)