茶飲み話・ノーベル平和賞
この秋、核兵器廃絶を訴える日本の被団協にノーベル平和賞が授与された。他のノーベル賞と違い、平和賞は選考基準があいまいなところがある。かつては佐藤栄作やアメリカのオバマ大統領も受賞しており、いまいち納得がいかないこともあった。でも今回の被団協の受賞は日頃の努力が認められたことで素直に喜んでいる。しかし今の世界情勢はロシアが戦術核を使用する可能性も高まり、核廃絶の声など全く無視される方向に進んでいる。
「トランプさん、次はノーベル平和賞ですね!」とは亡くなった安倍首相がトランプ大統領をヨイショした言葉だ。するとトランプ氏はニッコリと微笑みシンゾウはいいやつだ!とその気になった。そして安倍さんはトランプさんと親交を深め日米関係は良好に進んだ。でも今の石破首相にそんな気の利いた芸当ができるわけない!「俺は不器用だから」などの言い訳は通用しない。日本の明日が掛かっているのだ。
元来トランプ氏は商売に影響する戦争が大嫌いのビジネスマンである。不動産王のトランプ氏は大金持ちで、若い美人の妻、大統領の椅子、と欲しいものは全て手に入れた。そして残るはノーベル賞の受賞だと、安倍さんに気付かされたのである。返す返すも有能であった安倍さんの死は大きい。彼が存命なら大統領再選と共にアメリカに飛び、日本は特別扱いのゴルフ外交に努めた。お隣の韓国の大統領は日本を出し抜こうとそれをまねて、ゴルフの猛練習中と聞く。
いっぽう石破は安倍さんの政敵であるとトランプさんは知っているので、全く無視され会ってももらえない。ろくに英語もしゃべれないので、通訳なしで二人でゴルフコースを回るなど出来るわけがない。安倍さんの秘蔵っ子である高市さんを総理にしておけば、日米関係は良好に進むはずだった。最後に岸田が石破支持に回ったのが、最大の罪でもある。岸田の狙いは石破なら短命に終わるので、自分が復活できると踏んだのだ。
でもポリシーの無い岸田が揉み手スリスリでトランプさんに近づいても相手にされるほどトランプは甘くない。いよいよ来年の一月にがトランプ政権が登場するが、ウクライナやイスラエルの戦争が終結すればトランプさんのノーベル平和賞も現実味をおびてくる。いずれにしてもトランプさんとまともに交渉できる政治家は、今のところは高市さんぐらいしか見当たらない。(クチャクチャ、ネチネチの石破さん、貴方は総理大臣には全く不向きだ。勝田陶人舎・冨岡伸一)