茶飲み話・習近平
最近中国からの情報をウォッチしていると、習近平政権が終焉するという噂が絶えない。度重なる習近平の経済運営失敗により、いま中国では未曽有の経済崩壊が始まっているが、これに不満を抱く多くの人民がいっせいに蜂起する可能性がある。これに危機感をもつ元主席の胡錦涛が習近平おろしを画策しているのだ。すでに要職についている習近平の部下達は追放され、最後の砦である習近平自身も風前の灯となっているらしい。
これらの原因にはいくつかあるが、何といっても不動産のバブル崩壊が大きい。中国各地で無計画に高層マンションを建設した結果、総人口の14億人をはるかに上回る住宅が建設されてしまったのだ。人々は自分の住む家では飽き足らず、値上がりを目当てに高額の住宅ローンを組み、一人で数戸のマンションを購入している。そしてバブル崩壊によりそれらのマンションが暴落すると膨大な借金だけが残った。
中国は基本日本のように自己破産制度がない。すると当然彼らは一生を膨大な額の借金返済に苦しめられることになる。監視社会の中国では至る所に防犯カメラが設置され、またアリペイなどのオンライン取引の普及は、全ての支払い明細などが口座に紐づけされているので逃れようがない。それにジーマ信用などと言う個々人の行動も点数化され、もし多額のローン返済などが滞れば点数は限りなく下落する。
そして悲惨な事にこのジーマ信用が低いと銀行口座も凍結され、飛行機や高速列車に乗ることも出来ない。中国では高速列車に乗るには身分証明書の提示が必要である。この身分証明書には全ての個人情報が入力されているので、逃げ出すことも出来ない。そのうえ深刻な経済不況は賃金の未払いや減額が横行し、失業問題も深刻化するばかりだ。職にあぶれた若者たちは建物の軒先や橋の下での生活を余儀なくされている。
今さらながらにここ10数年間続いた習近平の失政による影響は大きい。たとえ習近平が失脚し、胡錦涛派による政権が新たに誕生しても直ぐに元にも戻るものでもなく、中国の混乱は今後も継続することになる。このような状況においても今の自民党石破政権は親中で、中国の顔色をうかがいながらの政権運営をしている・・・。(中国の混乱により、多くの中国人が我が国に押し寄せてくる可能性が高いので、中国人のビザ発給は厳格にすべきだ!勝田陶人舎・冨岡伸一)