茶飲み話・大晦日

 

早いもので2025年もまもなく終焉を迎える。ことしも様々な事がありましたが何とか無事に人並みの生活を送ることが出来た。プライベートな事を除くと一番印象深い出来事は高市早苗政権の誕生である。保守的な男社会と批判を浴びてきた我が国で、女性首相の誕生は時代の変化を強く感じる出来事であった。彼女は男社会にありがちな、あいまいな「事なかれ主義」の政治を打破し、軋轢を恐れずにはっきりと日本の立場を表明している。

世の中は今、大きなパラダイムシフトが起こっている。中国では住宅バブルの崩壊から、多くの人民はローン地獄に苦しみ困窮している。それらの不満を外に向けるため、力による台湾併合も増々現実味をおびてきた。もしひとたび戦争になればアメリカ軍の動向次第では、我が国も戦乱に巻き込まれる可能性もある。だからといって憲法9条を盾に不介入を貫けは、同盟国からの信頼は失われる。

いっぽうで米国ではトランプさんの幼児性愛エプスタイン疑惑が表面化し、政権基盤が崩壊しつつある。もしトランプ大統領が辞任すれば米国の混乱は避けように無い。移民を入れ過ぎた米国では保守白人層と、ヒスパニックや黒人の対立が激しく、二つの勢力に分断されている。現在のアメリカはすでに世界の警察を放棄した。さりとて中国に乗っ取られた国連などまったく機能しないクズな組織に変質している。

その間に世界では多くの独裁国家が新たに誕生し勢力を拡大している。でも現在の悲劇はそれを止める組織の無い事である。それによりどこの国でも軍事力を強化し、国防費を増やしている。わが国でも国防費をすでに倍増させた。ウクライナや中東でも混乱は続き、新たにベネズエラでも戦争が始まりそうだ。日本に住んでいると、テレビや新聞では世界情勢の混乱など全く放送しないので平和ボケが治らない。

「闇夜にゴールドは輝く」最近メディアでもやっと貴金属の話題を多く取り上げるようになった。ゴールドの上昇に刺激され、シルバーやプラチナも暴騰している。世界的に戦争や高インフレに恐怖を感じたマネーが流入してきているのだ。でもこの現象はまだエスカレートしていくので、1万円札よりも銀貨一枚の方が価値が増す・・・。(本年もブログのフォローありがとうございました。良い年をお迎えください。勝田陶人舎・冨岡伸一)

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