大麻

先日伊豆半島の下田に近い海岸で不審船が手入れを受け、中国人の男7人が逮捕された。船の中からは大量の覚醒剤が発見されたのだが、この量が物凄い!なんと合計1トンで末端価格では600億円にもなると言う。このように最近では中国から大量に覚醒剤が密輸され日本を侵食している。先日アメリカでもトランプ大統領が演説の中で、中国からの大量の覚醒剤流入について言及していた。アメリカではいま都市部では多くの麻薬常用者がいて、大きな社会問題になっている。昼間から仕事もせずに道路に座り込み注射針を腕に刺す。廃人同様になった人々は拳銃を使用し、殺人なども起こすこともある。アメリカは広いのでメキシコからはヘロイン、太平洋側は中国からの覚醒剤と麻薬の流入を防ぐのも大変だ。

中国は今日本やアメリカに大量に覚醒剤を持ち込み、常用者を増やして社会の底辺から薬漬けにし、国家の滅亡を画策しているのでは?という空言も百パーセント否定できない。ご存知のように中国は1840年から2年間イギリスとの間でアヘン戦争を戦っている。イギリスの東インド会社は当時イギリス国内で広まった紅茶を飲む人の増加で、中国からの沢山の茶葉の輸入が必要だった。しかし中国へは綿織物以外に輸出するものがない。そこで片貿易を是正するために、インド産のアヘンを密輸し銀を回収するという暴挙にでる。その結果多くの中国人が麻薬患者にされ、これに怒った清朝はイギリスと開戦したが、敗れて香港などを割譲させられる。

このようにイギリスは中国に対して歴史的に大変な悪行を行使してきたにもかかわらず、なぜかイギリスを非難する論調が殆んど出ない。ところがわが国に対しては南京虐殺など、ありもしない架空の事件をでっち上げ反日を叫ぶ。だったらもっと強く反英を訴え、エリザベス女王に謝罪要求したらどうだ!韓国も同じ、日本より中国の方が何十倍も朝鮮を侵略している。「天皇に謝罪を叫ぶ前に習近平に要求してみたら」でも不思議なことに反中など殆んど言わないで、借りてきた猫のようにおとなしい。軍隊や核兵器を持たない日本など怒らせったってなんの害もないと考えているのか?でも彼らにバカにされても平和であることの方が尊いのだろう。

いま巷で薬物の乱用が増え芸能人なども度々検挙されている。しかしカナダでは大麻が合法化された。チョコレートなどをオミヤゲに買うと大麻が入っていることがあるという。国境の壁は高くし薬物の乱入などを阻止するべきだ。(千葉県八千代市勝田台、勝田陶人舎・冨岡伸一)

酒池肉林

われわれ団塊の世代も70歳を超えてくると、もう殆んどの人が年金で生活するようになっている。ところでこれだけ年金の受給者が増え続けると「ほんとうにこれからも年金が継続的に受け取れるのか?」その年金の財源の枯渇も気になるところだ。それに国の財政赤字はとうとう一千兆円を超えてきたという。近々日本国が破綻するのではと心配になるが、もう20年以上も前からこの問題は浅井隆、藤巻健史氏らの経済評論家が日本の財政破綻に警鐘をならせど、いっこうに破綻などする予兆すらない。世の中のデフレスパイラルは続き、物価はあまり上がらず、金利は限りなくゼロパーセントに張り付いたままである。なのに世界で不測の事態が発生すれば、すぐになぜか通貨の優等生とされる円が買われ円高になる。

最近アメリカで注目されている新しい貨幣理論で、今までの学説を覆すとっぴな考えの学説が登場してきた。MMT(現代貨幣理論)と呼ばれるこの論説。簡単に言えば自国通貨立て(たとえば円建て)で発行した国債などの債権は、幾ら発行しても自国内で吸収しているかぎりは、デフォルト(債務不履行)にならないという。なぜなら国の借金が増えると、逆に貸す側の立場である国民の資産も同額増え数字が大きくなるだけで、そのバランスは常に均衡していて永遠に破綻をすることなどありえないという。だからもう我々は年金の破綻など考えなくてもよく、財源がなくなれば国債を発行し続けそれで充填すればよいらしい・・・。「ああ良かった、これで一生安心だ」と思うが、ただし一つ落ちが付く「ハイパーインフレにならない限りはという!」

ゼロという数字は面白い!ゼロはむかしインド人が発見したと聞く。「さすがお釈迦様の国だ、仏教で言う空の概念ですかね?」ところで一銭も無い人は金持ちか?借金を抱えた人からみれば金持ちである。世の中には早くゼロになりたいと願う人は沢山いる・・・。でも借金と資産が百万円で0円の人、一億の借金と資産がある人、いや百億の借金と同額の資産がある人。この三人はいずれもこの瞬間に精算するとみな無一文だが、実際には百億の人が一番金持ちだ!オケラの人と百億借金できる人の差は一体なんだろう?それはその人の信用の差だと思う。百億借りられる人には莫大な信用力がある。国とて同じこと国が信用されていれば幾ら紙幣を印刷しても、みな一万円と書かれたただの紙切れを喜んで受け取る。

MMT理論から言えばこの秋に予定されている消費税など上げる必要が無い、国債発行で賄えば良いだけだ。紙幣をどんどん発行し民衆に回して皆でドンちゃん騒ぎ!酒池肉林すれば金が動き、景気が良くなり税収も増える。

(勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

 

サッポロビール

「不器用ですから!」もう40年以上も前になるか?当時ヤクザ映画などで人気のあった高倉健さん。かれは俳優としてだけでなく私生活でも「男は寡黙の方がよろしい。」という姿勢を通した。大和男子は昔からベラベラしゃべって余計な事は言わない。そしてこの傾向は関西よりも、武家社会を継承してきた関東のほう強かった。しかし吉本のお笑い芸人達が東京に大挙進出するようになった80年代あたりから、「楽しい男の人が好き」と東京の女性の価値観も変わったような気がする。私も子供の頃「男は余りしゃべるな」と母親や姉達に饒舌を注意されたことがある。しかし当時はまだ社会全体として、男の寡黙を美化する風土が残っていて、言わずとも感じあう日本人独特のコミニュケーションの基盤もしっかりとあった。しかし今では寡黙な男の優しさなどを評価する女性も減少していると思う。

日本は島国であるため、建国以来殆んど外部からの侵略を受けないで現在にいたっている。そこで長い年月をかけて、日本固有のヒューマニリレーション(人間関係の相互理解)を構築してきた。言葉を発せずとも以心伝心お互い心を探り、コミニュケーションをとる・・・。「空気読めよ!」今の若い人達にもこれは継承されているのだが、日本人のこの常識は海外では通じない。特にお隣の大国ではなおさらだ!かれらは大きな声で会話する。それは自己を強く主張しないと他人に負ける。人間関係が相互理解の並列でなく、上下関係で成り立つ勝負の国のである。いかに相手を蹴落とし自分に服従させるかをいつも競う。

最近国会で忖度するという言葉がまた問題になった。忖度とは(人の気持ちを推し量ること)と辞書にはあるが、この言葉もまた日本人的な情念を示す上で重要な語彙である。言われなくても他人の思いを気遣い何気なく行なう行為。でもこれら日本人のコミニュケーションの取り方はデリケートだけに非常にもろい。これからわが国にも外国人が多く居住するようになると、日本人はもっと大声で我をぶつけ合うようになるのだろうか・・・?だれが主導するのかグローバルスタンダード(世界の言語、文化、価値観の平準化)というローカル文化否定と破壊の大波。声を張り上げて自己主張しないと、だれも見向きもしない社会の到来を危惧する。

「男は黙ってサッポロビール」20年後まだ生きていれば以心伝心、お互いに人を思いやる心を持って、静かにゆっくりとビールが飲める日本でいると嬉しい。

(千葉県八千代市勝田台、勝田陶人舎・冨岡伸一)

ロバタヤキ

この五月から令和の時代に入りまだ一ヶ月余り、でも米中の覇権戦争の激化やイラン、北朝鮮問題など、世界はまさに激動の時代へと突入している。先週はアメリカ大統領も訪日し、新天皇の即位後初めての国賓となった。来日の翌日両首脳はゴルフ、相撲観戦のあと夕食に立ち寄ったのは、なんと六本木にあるロバタヤキの居酒屋である。安部首相は日本庶民の食文化などもアメリカ大統領に紹介したいらい。前回オバマ大統領のときは数寄屋橋次郎という鮨屋に招待した。しかし後日談ではオバマさんは寿司は余り口に合わなかったと吐露したようだ。トランプ氏もゴルフ場でのランチは好物のハンバーガーを頬張った。でも牛肉など日々単調な料理を好む欧米人のトランプさんが、ロバタヤキが気に入るとも思えない。

国賓として迎えると滞在経費などはすべて日本持ちなので、警備費用などがかさみ税金の無駄使いなどとバカなことを言う人もいる。しかし国防をアメリカに委ねている以上、われわれは永遠にアメリカのご機嫌をとり続け、大歓待するしかない。アメリカに対抗し国力を伸ばしてきた中国も、ここにきてアメリカの関税やハイテク技術の締め付けにより、勢いは急速に衰えてきているようだ・・・。「確かに強力にアメリカを刺激する習近平は愚かだ!彼は日本の過去から何も学習していない」日本は過去アメリカを脅かし、2回も叩きのめされた。一度目は大東亜戦争のきっかけともなったアメリカからの石油供給の停止で、追い込まれた日本は太平洋戦争に突入する。

二度目はバブルの頂点の頃、東京の株式市場の時価総額がニューヨーク市場のそれを超え「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という本まで出て、繁栄に酔いしれていた。だがその瞬間アメリカからバブル崩壊の矢が飛んでくる。大々的なヘッジファンドの売りを仕掛けられ、世界一になった株価時価総額は破裂する。今アメリカが中国に要求している条項を見ると、関税の事はまだしもハイテク技術の規制など受け入れるわけがない。でも追い込まれた中国が現段階でアメリカと交戦できる能力があるとは思えない。一帯一路、製造2025などアドバルーンを上げるのが十年早かった。もっと密かに技術の蓄積などを進めれば良かったかのに?たった2,3ヶ月前までの虚勢を張った中国の言動も徐々にトーンダウン!

アメリカは他国の国力が対等になることなど絶対に許さない。安部さんとトランプ大統領との蜜月を眺めると、現在の日本がアメリカを脅かす程の経済力もなく、なんでも言うことをきく可愛い子分という存在になったことが大きい。

(千葉県八千代市勝田台、勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

覇権

最近街を歩いていると外国人と遭遇する頻度がやたらと増えてきた。観光で来日する人あるいは定住者に限らずその国籍、人種なども様々である。私はこのこと自体は歓迎すべきことであると思うが、移民が増えて集団で異文化を国内に持ち込むのは、日本の伝統文化と軋轢が生じるので歓迎できない。先日オーストラリアで首相選挙があり、大方の予想に反して移民受け入れに厳しいモリソン首相が再任された。現在オーストラリアでは中国移民が急増し、人口の5パーセントを突破したらしい。特に大都市ではその傾向が強く、彼らの金儲けのためには手段を選ばない自然破壊を伴う強引なリゾート開発などは、住民との間にいろいろなトラブルが生じているという。

人口が多いということは強力な武器でもある。いま中国ではチベット高原や辺境のウイグルなど漢民族がもともと住んでいなかった自治区に鉄道を引き、大量の漢民族を送り込んでいる。そして漢民族が増えるとその自治区の主要なポストを掌握し、現地人に中国語教育を押し付け、その民族の独自文化などを根絶やしにする政策を行なう。特にウイグルは住民の殆どがテュルク系イスラム教徒である。しかし彼らにも中国語と共産主義思想を強要しているので、その反発は激しく頻繁に武力衝突なども起きている。でも自国内の事で言論統制もひかれていて、それら情報は殆ど外部には報道されない。アメリカも手を焼くタリバンのアフガニスタンとも国境を接するウィグル。今後ウイグル人がタリバンと組んで蜂起する可能性があるかも。

また中国人はチベットを越えてインド領のカシミールまで入りこみ、勝手に村を作り定住したためにインドとの間で、1962年に国境紛争を戦っている。いま中国では長年の一人っ子政策により若者の人口は減っており、なおかつ男女の人口が不均衡で圧倒的に男性の数が多い。このため一帯一路などの後進国開発プロジェクトとの名目で嫁のいない独身労働者を現地に送り、アフリカ諸国の女性と結婚させ色の黒い中国人を増やす計画も進行中らしい。その結果将来のオリンピックではアフリカと中国のハーフにメダルを独占される日もくるかもしれない。いま一時的な人手不足で移民解禁などの法律を変えたら、日本も人ごとではなくなる。中国人はイスラム教徒と同じで絶対に日本の文化やルールに順ずることはないと思う。

いよいよ米中覇権戦争が始まったが、中国の暴走を止めるにはトランプさんに期待するしかない。(千葉県八千代市勝田台、勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

© 2025 冨岡陶芸工房 勝田陶人舎