県展
いよいよ今年も終わりますね。季節の巡りは早いもで、あっという間の一年でした。工房でも良いこと悪いこといろいろありましたが、良いことの一つに、わが工房の会員、川久保洋さんが千葉県展に初入選したことでした。去年からトライしていましたが、最初の作品は素焼きに時に破裂、二度目は本焼きでひびが大きく入り失敗。三度目の今年、本焼きの焼成温度を少し下げてどうにか完成にこぎつけました。
作品は高さ60センチ、重さ30キロもある大作です。この大きさになると作品その物の自重がかかり、非常に変形しやすくなる。その上これだけ多くの深い切込みをいれると、薄いところから裂けるので難しい。でも精密に計算された模様とデザイン構成は寸分のくるいも無く、淡い色の彩色とマッチして、完成度の高い作品に仕上がっています。
また私が一ヶ月前から書き始めたブログですが、陶芸に興味を持つ人だけでなく、どなたでも楽しめる内容になっています。世代をこえて幅広い皆様のご愛読、よろしくお願いします。多忙な日々の一服の涼となれば幸いです。
それでは良いお年をお迎えください。