茶飲み話・ゴールド

 

「いやー、何かきな臭くなったきましたね」。連日ニュースで報道されているように、アメリカのシリコンバレー銀行に始まり、クレディスイス銀行の破綻、はてまたドイツ銀行の破綻のうわさと、いっきに世界的金融不安に発展しそうな雲行きになってきた。そして「真っ暗な闇夜に怪しく輝くゴールド」が知らぬ間に歴史的高値まで値上がりしている。

ウクライナ戦争も一年以上経過するが一向に収まる気配も無い。西側諸国はロシアに経済制裁を加えるが、大国の中国やインドが、ロシアから原油を購入するので、その効果も半減している。同様にアメリカは中国も貿易相手国として完全に排除する動きを見せている。そこで中国はロシアやアラブ諸国との貿易を増大させており、世界は二分する構図になってきた。

こうなるとヤバイのがロシア、中国グループが基軸通貨ドルからの離脱である。現在は貴金属や原油、穀物などは自国通貨でなくドル決済なので、ドルがないと何も輸入できない。そのためこれらの国々ではドルから、中国の人民元やゴールド決済に変えようと画策している。先日も中国の仲介で、サウジアラビヤとイランが和解し、その代償に人民元で原油を輸入できる取り決めをした。

「ご破算でねがいましては」。先週、街を歩いていると普段気が付かない路地奥に、ソロバン塾があるのを発見!計算機に押されソロバンを習う子供が減ったと聞いていたが、最近また復活するきざしがあるらしい。自身は幼児期、親にソロバン塾に通へと勧められたが行かずに過ごした。ソロバン塾に通っていればもっと数学に興味を持てたと後悔・・・。

ソロバン塾といえばソロバン玉を払い、0の状態に戻すことからすべてが始まる。同様に戦後80年も経過すると、あちらこちらにバラまいた紙幣が溜まり価値を失い0に戻ることも?厄介ななことに、この状態は日本円だけでなく米ドルでも同じでより深刻だ。デフレも終わり、急激なインフレ進行が見えてきた。するとインフレに強いゴールドが妖艶に輝き始める。(単純で重い純金の喜平ネックレス、首に巻くのがファッショナブル?勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

 

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