茶飲み話・ミサイル
この1週間でも中東での戦争がよりエスカレートし、第5次中東戦争に発展していく可能性が非常に高くなってきた。イスラエル・ネタニヤフ首相の強硬なイラン制裁を自制するためにアメリカが要人を送ったが、現状ではイランとの間で交渉が進み戦闘が終結するとはとても思えない。もし戦争が激化すればペルシャ湾の出口にあるホルムズ海峡が封鎖され、我が国は石油供給が止まる。
最近円高や中国の景気低迷で原油価格が下がりインフレも沈静化してきたが、ここ数日でまた原油価格が急騰し始めた。もしこのまま原油価格が暴騰してバレル100ドルに向かえば、またガソリン価格や電気料金が値上がりし、年金生活を圧迫する。日本の石油備蓄はわずか70日分しかないので、数か月ホルムズ海峡が通過できなければ日本経済のダメージは計り知れない。
ミサイルが飛び交うウクライナや中東での戦乱をテレビ見ていると、頭に浮かぶのがシルバーの供給問題である。今でも太陽光パネルや電子機器に多く使用され、供給不足になっているシルバーはミサイルの材料としても欠かせない。アメリカと中国ロシアの対立は増すばかりで、これから増々軍備増強に拍車がかかる。特にミサイルの弾頭は消耗品なのでシルバー不足が懸念される
「どこまで上がるの金価格!」今年前半に急騰した金価格だが一時円高により値下がりした。でもここにきての戦争激化により再び高値をうかがう。ここ1年で約35パーセントも値上がりしているので、新たに買う気もないがそれに比べてシルバーの価格はまだまだ安い。金購入に乗り遅れた人はシルバーやプラチナを買ってみるのも良いかも?数年たてば現金握っているより、ずっとましだと思う。
別にこの年になって金銭欲が強いわけではないが、平穏な老後生活を送るためには一番怖いのがインフレである。そのためには現金よりインフレに強い貴金属を持つことは重要だと思う。シルバーは価格変動が激しいが現在はまだ割安だし、身近にあるので集めるには最適だ!どこの家でも仏壇やタンスの奥を探せば昔の100玉くらいは出てくる。(初期の鳳凰や菊の百円銀貨が今では数倍の価値がある。勝田陶人舎・冨岡伸一)