ゴールデンカムイとは週刊ジャンプに2014年から最近まで連載された人気漫画だが、アニメも制作され話題になった。そして最近ドラマ化され注目を集めている。内容は明治時代にアイヌが隠した膨大な金塊を探し当てるために、人々が争いを繰り広げるサスペンスストーリーである。特に面白いのがその隠し場所が、20人の凶暴な囚人達の背中に地図として入れ墨で記されている点である。それらを集めるためには彼らを殺して背中の入れ墨を集めねばならない。
「いよいよ金塊争奪戦が始まっている!」長らく各国の中央銀行が紙幣の増刷を続けた結果、通貨が紙くずになる日が刻々と近づいてきた。特に基軸通貨であるドル紙幣の大量増刷はインフレを加速させる。これに危機感を持つBRICS諸国などはドル国債を売却し金買いに走る。そのため金の国際価格は上昇を続け、先週ついに1グラムの金が15000円に急騰した。なんと1年間で40パーセント以上もの上昇率である。
ところが日本人だけがこの金塊争奪戦ゴールデンカムイに参戦していない。日本は米国の要請で大量に保有する米国債を売り、ゴールドを購入することなど硬く禁じられているのだ。そして庶民もゴールド購入についてマスコミが報道制限しているので、情報がハッキリと伝わってこない。そのためゴールドが高くなったからと喜んで金券ショップに売りに走るのは、今や日本人位である。
そして最後には紙くずになった紙幣を握りしめるか、暴騰した後のゴールドを買わされるかの二択しかない。今からでも預貯金を多少でも貴金属に移すことを勧めする。私はこのブログを書き始めて6年になるが、当時から老後資金はゴールドで守ることを推奨するブログを度々書いてきた。実際に少しでも資金をゴールドに移動した方からは、最近感謝のメールを頂くこともある。
なにしろこれから未曽有の金融危機がやってきて世の中が混乱する可能性が高い。毎度同じ話題を繰り返すが老後生活で命や健康の次に大事なお金の管理、よろしくお願いします。そして今アメリカでは住宅や株式がバブルで近々暴落する可能性が高い!その時は貴金属も下落するので注意も必要だ。(ゴールデンカムイ金塊争奪戦、いよいよクライマックスに入っていく。勝田陶人舎・冨岡伸一)