茶飲み話・貴金属

 

「けっこうヤバくなってきました!」ここでは最近ゴールドについて取り上げることが多くなっていますが、それはゴールドの保有がこれからの老後生活に最も有効な資産防衛と考えているからです。たぶん皆様はお気付になっていないと思いますが、いま世界の貴金属市場ではゴールド、シルバー、プラチナなどの現物が枯渇し始めています。これは基軸通貨である米ドルの信認が揺らぎ始め、後進国の中央銀行や個人が争って貴金属を買い集めているからです。

日本人よりもお金に執着心が強い、お隣韓国ではすでにゴールドの現物が足りず店頭からゴールドが消えています。日本ではまだこのような現象は起こってませんが、そうばん同じ状況が起きるのではないかと危惧しています。すでにシルバーの現物は日本でも不足し、田中貴金属では1年ほど前から店頭販売は停止した状態が続いています。太陽光パネルや電子機器に多く使用されるシルバーは、これから高騰する確率が高いと個人的には考えています。

もし金価格がすでに高値で購買が難しいと考える人は、現在はまだ割安なシルバーやプラチナの購入もよいのでは?これらの貴金属は取引業者により不当に価格を押さえつけられているので、現状ではかなり割安に放置されています。すでに鉱山の採掘価格が赤字ギリギリなので、これ以上の大きな下落は考えにくいです。米や卵などの食料品を始め、諸物価の高騰は今後も続くので1万円札の使い勝手はどんどん悪化します。

最近はあれだけ豊富にあった米がどこかに消えたなどという話も聞かれます。それは値上がりを見越した外国人転売ヤーが、買い占めしているのが原因ではないかとの噂です。でももし個人もこの動きに追随すれば米が足りず価格は高騰する可能性もある。そしてこの動きは全ての商品に伝播し、諸物価の高騰、すなわち高インフレは進んでいきます。

「冨岡、お前インフレーションとデフレーションの違い知っているか?」小学の6年生の時、受験勉強を自宅で一緒にしていた同じクラスの桑原君が突然私に言いは放った。「なんだそれ?」とわたしが尋ねると、彼はとうとうとインフレとデフレの違いを私に説明した。その時以来私はインフレについての興味を持ち続けている。そして一緒に市川中学に進んだが、数年後天才だった彼は病気で夭折した・・・。(陶芸家が金融を語る。でも陶芸家も三度の飯は食う必要があるのです。笑、勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

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