茶飲み話・純金積立

 

私が田中貴金属で純金積立を毎月1万円始めたのは、今から約30年前である。当時の金価格は日々値下がりを続け、ついに1グラム1000円を割り込んでいたのだ。そして囁かれた言葉が「ゴールドはもはや貴金属ではない!」の一言である。それ以前からゴールドには興味を持っていて金貨など購入したがダラダラと価格がさがり、利益を出せずに売却していた。しかし貴重な金が異常に安く理不尽なので、将来の値上がりを期待して積み立てをはじめた。

するとその時を境に金価格はゆっくりと上昇を開始し、28年経過した現在では約16倍以上も上昇している。この間数度値下がりする時期もあったが、銀行の定期預金と比べると驚異的な利率を稼ぎ出している。ゴールドは株式投資と比べると会社の倒産リスクや大暴落もなく、ただ握っていれば良い超安全資産なのだ。私にしてみれがインフレで日々目減りしていく、現金の方がよっぽどリスクが高く怖い存在である。

しかし今のように金価格の上昇率が高いと、急落もあるので一気に金を購入することは避けた方が良い。何回か時期をずらしコツコツと積み立てていくのがベストである。陶芸家である私が執拗にゴールドの記事をブログに書くのは、テレビや新聞など大手メディアではアメリカに忖度し、報道しないので私が代弁している。もし真実を報道し日本人がいっせいに動くとゴールド価格は急騰し、米ドルの暴落を招く恐れがある。庶民にはいずれ紙くずになる紙幣を握らせておけばよいと思っているです。

先日長期間積み立てしてきた田中貴金属の純金積み立てを終了し、プラチナの積み立てに代えた。金に比べ三分の一以下にとどまるプラチナが余りにも割安に放置されているからだ。金よりも貴重性が高く、埋蔵量のずっと少ないプラチナの現在の価格がどうしても納得がいかない。まさに30年前、低価格で放置されていたゴールドと同じ状況を感じる。いつか厳しく管理されているプラチナ価格が、制御しきれず暴騰するのでは?と読むが現在は全く分からない。

最近ゴールドの解説者の何人かが、プラチナ積み立てを始めたと語っていたので、そろそろかもね?いまプラチナの主要産出国・南アフリカでは価格の低迷により採掘しても殆ど儲けが出ない。もし私が鉱山会社の経営者なら、他の会社と談合し皆で減産するけどね。三割も減産すれば価格は直ぐに暴騰するのだが!(最近田中貴金属ではゴールドを売却する人が多く、整理券を出し2時間待ちだという。日本は平和なので一般人は危機感がないのです。勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

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