茶飲み話・和平合意

 

アメリカがイランの核施設を破壊し、本格的な中東戦争に発展する可能性が高まっていたが、どうにか停戦になりそうだ。アメリカのトランプ大統領は戦争嫌いを自認し、紛争地域の早期和平を実現するために大統領に選ばれたが、現在のところはいろいろ波乱含みの展開だ。このままイランが矛を収める形で停戦に応じそうだが、歴史がありプライドの高いペルシャ人が簡単に、無条件降伏などと言う形で納得するかどうかは分からない。

もしこのまま戦争がエスカレートしていき、イランがホルムズ海峡に多くの機雷をバラまけばタンカーなど一般の船は通行できず、我が国の石油供給は壊滅的な打撃を受けることになった。まだ幸いにも日本は石油備蓄が244日分あるそうだが、戦争が長引けばエネルギー高騰を招き、その影響は高インフレを誘発していく。二千円程度の米の値上がりで連日大騒ぎをしているが、本当に怖いのは原油価格の高騰である。

もしこの紛争が解決しないと全ての生活必需品が高騰するので、またトイレットペーパーの買いだめなどが起きる可能性があった。パルプの製造などは多くの燃料が必要なので影響を受けやすい。それにガソリン価格の高騰は全ての物流コスト上昇を招き、その影響は甚大だ。いっけん何の影響もなさそうな近海でとれる魚も船はエンジンで走る。船は車と違って水の抵抗を強く受けるため多くの燃料を消費するのだ。

年間3,4パーセントのインフレで悲鳴を上げる庶民が、もし2,30パーセントのインフレが来ると年金生活者などはもろに影響を受ける。短期的には買いだめでしのげるが、長期間続くようだと生活困窮者は増大する。しかし昨日の明け方に和平合意が話し合われたという一報が流れたので、とりあえず一安心である。でもこれで中東地域が全面的に平和になるとも思えない。火種は残りいつ発火するかもという心配は残る。

危機はある日突然やって来るので、日頃世の中の動きに注視し生活防衛を心掛ける事が肝心である。年金生活で一番怖いのは高インフレなので常に警戒を怠らないことだ。終わりよければ全て良し、老後貧困だけは避けたい。テレビなど一般メディアは真実を報道しないので、ネットなどを活用し自らが情報を取りに行いき備えるしかない・・・。(トランプ大統領はノーベル平和賞のを狙っているようだが、実現するように努力して欲しい。勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

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