この年になると身体のあちこちにガタが来て医者にかかることが多くなった。しかし我が国は医療費が安く本当にありがたい。最近では歯医者にもよく通うが、ほとんどの場合数百円程度の出費ですんでいる。「こんなに安くなくても良いのでは?」と思うが、安い事にこしたことはない。しかし個人事業主であった私は長いこと、年間60万健康保険料を払い続けていたので、今取り返していると考えればつじつまがあう。
でも現役の頃は健康で医者には殆どかからなかったので、不満も感じてもいた。そして生命や健康保険、年金や退職金積立、そして所得税や地方税、事業税などを支払うと手元に残るのは半分以下になっていた。こんなことなら会社補助を受けられるサラリーマンの方が良いのではと?と思うこともあったが、最近の勤め人の税金、保険料等も負担額が増していて、すでに総収入の40パーセントをオーバーしている。
お隣の中国ではいよいよ9月から全ての給与所得者から社会保険料の強制徴収が行われる。今までは外資系企業や一部の企業に限られていたが、零細企業まで適用されるので大騒ぎになっている。最近の中国は不動産バブルの崩壊、米中摩擦による輸出不振、景気低迷による需要不足と労働者の所得は急激に減ってきている。その上に一律2万円の社会保険料負担は勤労者の息の根を止める行為に等しい。
現在の中国はドルなどの外貨が急激に不足し始めており、海外送金が難しくなってきた。そのため今までは日本のタワマンなどを買い上げていた富裕層なども、資金を国外に持ち出せない。するとタワマン価格の暴落につながるのでは?と懸念する声もあがっている。庶民の収入では全く手の届かなくなったタワマンバブルもいつかは崩壊するのだ。そうなるとパワーカップルと言われたエリート夫婦が真っ先にローン地獄へと落ちていく。
60平米のタワマン価格が1億以上もするなど、どう考えてもこれはバブル以外の何物でもない。我々団塊世代は30年以上も前にバブルが崩壊し苦い経験をしているので、住宅ローンの重みは分かっている・・・。現在中国では海外送金の他パスポート申請も難しくなってきているので、インバウンドも減っていくで幸いだと思う。(今日クリニックに行ったら、8月から保険料が1割から2割にあがっていた。勝田陶人舎・冨岡伸一)