最近ビットコインのようなブロックチェーン技術を基盤とした仮想通貨の名称を暗号資産と呼ぶようになった。これは仮想通貨という呼び名では何か実体のない怪しげなイメージがあるので、デジタル通貨本来の意味である暗号資産に代えたようだ。暗号資産は現在ではビットコインを中心に数万種類が存在し、玉石混交の状態になっている。その中でも現在急速に注目されているのイーサリアムである。
イーサリアムはビットコインと違い、新しく来るWEB3領域での使用が期待され、デジタル金融を始め様々な用途に対応できるという。私自身も明確に理解しているわけではなく、ただトレンドなので名称位は記憶しておいた方が良い。現在の紙幣は発行し過ぎために価値が減少し、いずれは来るべきネット社会で使用されるデジタル通貨へと代替されていく。昔貨幣として使われていた金銀などのメタルから紙幣へと変わり、今後はプロラグラム通貨である暗号資産になる。
現在はその過渡期なので既存の通貨制度が大混乱し、一時的にはシルバーやゴールドに資金が戻っている。現在の金価格の異常な値上がりはそのためである。でも5から10年後に暗号資産をベースにした新たな通貨制度が出来れば、ゴールドは再び長期下落サイクルに入っていくと思う。その時までは手に入れたゴールドは手放さない方が良い。
今ネットではゴールドを話題にするインフルエンサー多くなった。そろそろインフレにより減価する預貯金が心配になり、金買いに走る庶民も増えそうだ。同調圧力の強い日本人はパニックになるので一斉に行動することが多い。政府やマスコミはアメリカに配慮し、箝口令を挽いているので真実は報道しない。たぶんその✕デーはある日突然やって来る。しかし現在でも貴金属店の店頭では金貨などは品薄になっているのでその時慌てても手に入らないかもしれない。
もう40年ほど前になるか?前回の金ブームの時に豊田商事事件という、金地金の悪徳商法が拡散し、数万人もの高齢者が騙される大事件がおこった。歴史は繰り返すと言うので、ヤミクモに行動すれば詐欺に引っかかる確率は高い。私自身も昔、ゴルフブームで茨木カントリークラブの会員権詐欺にあい250万ほどドブにすてた・・・。(イーサリアムを10万円くらい買ってみたいと思うが、スマホでの売買は怖いのでやめておく。勝田陶人舎・冨岡伸一)