新年早々また驚きのニュースが飛び込んで来た。アメリカがベネズエラに侵入し、マドゥロ大統領を生きたまま拘束して自国に連れ戻すという暴挙に出たのだ。しかし軍事介入したアメリカ軍は事前に訓練し、一人の犠牲者も出さないマジックのような離れ業をやってのけた。当然マドゥロ大統領官邸は鉄壁の守りで防御され、容易に侵入することが出来ない堅牢なシェルター部屋まで供えられいたのだが・・・。
しかし米特殊部隊は2時間たらずでその任務が完了した。通常このような奇襲攻撃では多くの犠牲者が出るが、ベネズエラ軍の犠牲者もたったの20人ほどですんでいるのは奇跡に等しい。そこで内部通報者がいるのではないかと疑われている。元来私はトランプさんの支持者であるが、でも国際法を無視したこのような行為が許されると、今後台湾でも中国による侵略が起こりえるので危惧するところだ。
でも現在のベネズエラはハイパーインフレで自国通貨は殆ど紙くずになり、国民生活は崩壊している。そのため多くの民衆はすでに国外に逃亡し、難民となっている。国の政策など殆ど機能せず、選挙をおこなっても不正選挙が横行し、ほとんど意味をなさない。独裁者であるマドゥロと彼の腹心だけが富を独占する状態が続いていた。しかしマドゥロがいなくなり副大統領の動向が気になるが、アメリカが望む民主国家になるのは簡単ではない。
ベネズエラでは多くの国民がマドゥロの逮捕を歓喜して歓迎しているので、米国の介入は人道的には正当であると思える。でもロシアのウクライナ進行と同じと捉えることも出来るので、国際的には今後色々と問題にされることになると思う。ベネズエラは原油の埋蔵量が世界一であり、金や銀の地下資源も豊富にある。この富を狙って現在中国やロシアが介入しているが、これをトランプさんが許すわけない。アメリカもまたベネズエラの富を狙っているのだ。
いま世界の潮流は紙幣など金融から、コモディティなどの現物資産の取り合いに移行している。いくらでも印刷できる紙幣から原油、貴金属、ウラン、一般金属、そしてレアー・アース、食糧などの重要性が増しているのだ。そしてこれらの資源をめぐってあちこちで戦闘が起きる。現在イランでも革命がおこりそうだがここにも多くの原油が眠っている。(まだまだ混乱が続くので、預貯金は貴金属でも持つべきだ。勝田陶人舎・冨岡伸一)
