老後は茶碗でも削りまったりとした余生を送りたいと思っていた。そのために私は若い頃から色々準備を始めた。40歳になると日本料理と陶芸を習い始めたが最初から料理人にはなるつもりがなかったので、赤坂にある柳原料理教室は3年でやめた。しかし好きだった陶芸教室には10年通う。その間に縁あって陶芸工房の場所を八千代市に確保し、50歳の時に念願の陶芸工房を設立することになる。
そしてこの頃に空前の陶芸ブームがやって来た。地域新聞などで教室の広告を出すと多くの人が入門した。ところが私自身はまだ経験が浅く、とても指導者としての技量がない。そこで生徒さんたちと一緒に切磋琢磨、なんとかごまかしながら技術向上につとめた。でも5年も経過すると教師としての技量も備わって来たので市川市展や千葉県展に作品を出品し、数度の賞も頂いた。この頃は日本もまだ経済的に余裕があり、私自身の将来にも希望を抱いていた。
本業であるシューズデザイナーとしての収入も安定ていたが、この時期は徐々にデザイナーから中小企業の経営コンサルに仕事が代わっていた。そして私が60代になると日本の経済状況が本格的に陰りはじめ、靴業界も倒産や廃業の会社が続出する。原因は安価な中国製品の台頭とスニーカーブームの到来である。でも何とか仕事を続け退職したのが約6年前である。
退職した頃にはアメリカや日本の国家債務が膨れ上がっており、このままではいつか金融危機に巻き込まれるのではないかと思い、自身の老後資金の一部をゴールドに代えた。そしてこのブログで皆さんにも近い将来確実にやって来る経済危機についてにの記述をはじめる。なんで陶芸家が経済を語るのか?それはこれからの経済危機は安穏とした我々の余生を根底から破壊するのでは!と実感していたからです。
そして現在進行中のイラン戦争は簡単には終息しない。戦争が長引くと景気悪化が進行し、そのうえかなりの物価高に見舞われる。いつも言うようにこれで一番困るのは決められた年金額で暮らす高齢者です。最近テレビでもやっとこれからのヤバさについて報道するようになったが、すでに手遅れの感がある。4月からあやゆるものが値上がりしているが、これからが本チャンです。(庶民の資産防衛はインフレ以上に上がるゴールド一択と考えている。勝田陶人舎・冨岡伸一)
