「ロボット・生涯を共に」という記事が新年、読売新聞の一面に大きく踊った!記事の内容はこれから10年もたつと車は自動運転になり、家事や介護はロボットが担当することになる。これにより少子化による人手不足は解消し、明るい未来が待っているという。それならなお一層、現在の人手不足解消のため移民を多く入れる必要など無いのではないかと思う。
未来を予測することは難しい。でも通常、若年層が減少すれば国力は衰え、繁栄は望めない。しかしその不足分をロボットが補えば、ある程度バランスが取れるのかも?ロボットは食事もしないし、不平不満をいう事もないので一緒にいて楽である。あと10年もするとロボット看護師付き老人ホームも登場するので、その頃までは元気でいたい。
無人のロボタクシーが街を行きかい、空からはドローンによるヤマトの宅急便が届く、家を守るのはロボット犬のハチ公だ。この程度の事なら後5年もあれば実現可能で、10年もしたら簡単な家事や話相手になってくれるロボットワイフも登場するだろう。そして最近はあまり話題にならないメタバース仮想現実も急速に進行中だ。ゴーグルをつければモテモテもイケメンにも変身できる。そうなれば増々、煩わしい生身の人間との結婚などしなくなり少子化に拍車がかかるかもね。
過去を振り返り昭和と共に目を閉じるのも、テクノロジーに身を委ね120歳まで生きるのも個人の自由だ。人はなるようになる。赤提灯で飲んだくれ身体を壊す者もいれば、食べ物に気遣いフィットネスで身体を鍛える高齢者もいる。でも30年後の未来を見たいと望めばそれなりの努力が必要だ。行きつくところは「1に健康2にお金」ということになる。
何となく時に身を任せ、流されて生きれば多少健康でも認知症の予備軍になる。変わりゆく未来をなるたけ長く見てみたいと望めば、心身を常に刺激することが必要だ。そのため来る日も来る日も、淡々と自分の決めたルーティンワークをこなすしかない。未来は現在の延長線上にある・・・。(明るい未来と暗い未来が混在する現在、どちらになるかは我々の思いの中にある。勝田陶人舎・冨岡伸一)