茶飲み話・失業

 

いま中国では大失業時代に突入している。不動産バブル崩壊による負債の連鎖は庶民の日常生活を圧迫し、ローン地獄へと突き落とす。金儲けのために無理を承知で多額の住宅ローンを組み、数か所のマンションを購入した人は最近の不動産価格崩壊で多額の借金を抱えている。その額は彼らの年収からすると天文学的な数字なので、返済の見込みなど殆どない。中国にはもともと自己破産という制度がないので、多額の借金は人生の終焉を意味する。

そのため庶民の購買力は低下し、価格を下げても物が売れないデフレ状態が続いている。これにより工場の生産は停止し、小売業はシャッターをおろす。その結果あふれ出た労働者は仕事を探して奔走するが、新たな就職先など見つからない。そしてこのしわ寄せは大学を卒業する新卒者に最も厳しく、大学卒業そく失業という社会現象を生んでいる。青春を犠牲にし、過度な受験戦争に勝ち抜いた結果がこれでは「東京ボンタ」夢もチボウもない。

いっぽうアメリカでは最近のAI技術の急速な普及により、プログラミングや事務職の仕事が急減し、高学歴な人ほど就職口がない。大工などの職人は人手不足から高収入と聞くが、頭脳労働者が簡単には職人などの肉体労働に転換するのも難しい。先日あのテスラのイーロンマスクが二足歩行人型ロボット、ヒューマノイドを数年先に300万円で売り出すと発表したが、これにより簡単な軽作業はロボットの仕事になる。

いま一部の科学者の間ではこのまま先端技術が急速に進行すると10年後には殆どの仕事がAIロボットに代替され、大失業時代が到来すると警鐘を鳴らすが、凡人には全く予測が出来ない。私にも中高生の孫がいるが子供たちの進路指導は本当に難しい。つい数年前まで子供たちの間でプロミラミングがブームであったが、今はAIが瞬時にこなすので話題にもならない。

失業問題が深刻化する中国でも人型ロボットの開発は急速に進むので、今後ますます失業は社会問題になっていく。日本と違い中国では困窮者の生活保護制度が未整備なので、多くの人々がホームレスとして段ボールに横たわる。最近世界中では大きなパラダイムシフトが起きていて、予測不能な未来が口を開けて待っている・・・。(最近ゴールド価格が乱高下しているが、決して売却しないでください。混乱はこれからが本番です。勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

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