秋も深まりサンマの旬もそろそろ終わりに近づいてきた。今年は我が家でもサンマが食卓に並ぶ機会が、例年より少なかったような気がする。サンマが不漁であまり取れないらしい。原因は定かではないが、中国漁船による赤道付近での乱獲も一因らしい。
大河の多い中国では主に鯉など川魚を食していたが、日本旅行で海魚の旨さを知り、食べる頻度を増やしたという。中国の大型船漁船による遠洋でのトロールは、サンマをはじめ回遊魚の減少につながるのではないか心配だ。
サンマをはじめ青魚といわれる魚は、海の表面近くを回遊している。そのため上からは常に海鳥に狙われ、下からはより大きな魚の餌食となる。それで上からは海の色に解けこむ青。下からは海の中で陽光に照らされて光る水面の銀色、保護色になっている。でもトロール網ではその効果も無く一網打尽だ。
サンマといえばもちろん焼き魚。ところが一匹、丸ごと焼くとサンマはお皿に困る。ちょうど収まるサイズの皿が中々見つからない。半分に切って焼くと内臓の旨みが出てしまう。大きな皿を使うと食卓の場所を占領する。
そこでサンマ好きにはこのような長皿が必要になる。