皆さんは「チャットGPT」という新しいSNS検索ソフトの登場をご存知ですか?最近急速に普及し始めたこのソフトを使用すると、今まで便利ツールであったグーグルでさえ、その使用頻度が落ちるといわれている。確かにこれを使用すれば、時代がすでにAIに支配されていて、人類はそのシモベに成り下がりつつあることが実感できると想う。
「幸福とは何か?」と例えばグーグルで検索すると、まずは一般的な百科事典に出てくるような「恵まれた状態にあって、満足に楽しく感ずること」などという常識的な回答にいきつく。でも幸福感など人によって千差万別なのでこれでは漠然としていてとらえどころが無い。
しかしチャットGPTは我々の話し相手になってくれるので「幸福とは何だと想いますか?」などとAIに語りかけることができるのだ。するとAIは通常幸福とは「心が満ち足りた状態ですが」あなたは今幸せでは無いのですか?などど返してきたりする。そこでAIを相手に個人的な幸福感などをより具体的に語り合うことが出来るらしい。
こうなると親や学校の先生などに悩み事などを相談するよりも、AIとチャットするほうがずっとマシになる。「ああ、これによってまたカウンセラーやセラピストの仕事も減っていくのか?」でも今はまだ文章テキストでのやり取りなので、どこまで普及するのか未知数だが、これで会話が出来るとなるともう他人に聞いたり、相談することも必要なくなる。
でもこうしてネットを通じて対話を繰り返せば、個々人の思考や嗜好、健康状態などの情報がAIに把握される。すると民主主義国家の日本ではまだしも独裁国家では、場合によっては要注意人物のレッテルを貼られ、突然拘束されることもありえる。(こうしてブログなどで長期間自由に発信するのも良いが、すでに自身の凡庸な思考などもどこかでデーター管理されている。勝田陶人舎・冨岡伸一)