茶飲み話・維新
「久しぶりに腹立たしい話題がネットやマスコミを席巻している!」刺激の少ない年金暮らしには興味津々の政治ネタだが、維新斎藤兵庫県知事の横暴ぶりは彼の人格の異常さえ感じる。たった20メートル手前だ車を下ろされ、歩かされたと激怒し周囲のスタッフを叱責することなど通常はありえない話だ。これではたかが兵庫県知事のレベルで、北の独裁者と何ら変わらない。
最近世間ではパワハラに対する風当たりが非常の強くなっている。相対的に日本人の民度が向上すると人々が温和になり、感情的に声を荒げる事が少なくなった。昭和の時代には上司が部下を大声で叱責するなど日常的にも行われており、こうべを垂れる忍耐が必要であった。私がサラリーマンの能力として一番重要と感じたのは叱責された時にいちいち反応しない鈍感力であると思っていた。
「そんなに怒鳴らないで、普通に言ってくれれば分かりますから!」私はどちらかというと罵倒や叱責には反応する方で、自分の感情を抑える事が出来ないタイプであった。そのためサラリーマンには向かず僅か3年の経験しかない。そしてそのご独立して自営するも、業者と口論して有利な仕事を反故にしたこともある。当時はまだパワハラという言葉もなく「人生は辛抱、長い物には巻かれろ」などと諭された。
ところで維新と言えば、いま維新の吉村大阪知事が強引に進める大阪万博やカジノの誘致問題がある。先日も会場となる埋め立て地でメタンガスが発生し爆発する事故も起きた。今や日本はすでにオーバーツーリズムで多くの外国人が入国し、様々な問題が発生している。いまさら多くの税金を使って観光客を増やす意味は殆どない。特にギャンブルを目的としたカジノの誘致など言語道断である。
カジノの誘致には裏で大金が動く。たぶんラスベガスやマカオの業者から政治家にも多額の工作資金が渡っているはずだ。その金が最近関西で躍進する維新の資金源になっているのかも?傲慢で独裁的な兵庫県知事を始め百条委員会などで答弁する維新の幹事長なども、有権者である庶民や職員を下に見る驕りを感じる。(政治家の不正を正すとして、結党した維新だが時が流れればいつしか泥まみれ!勝田陶人舎・冨岡伸一)
金貨
茶飲み話・金貨
日本の金貨と言えば思い出深いのは10万円金貨である。これは平成天皇ご即位を記念して平成二年に造幣局より発行された金貨だ。発売された当時は人気化し銀行に列をなしての購入であったが、十万円のわりには金の含有量が30グラムと少なく割高であったため偽コインが出回り、結局は銀行で再び紙幣に換金する人が続出した。私自身も数か月保有したあと同じく紙幣に代えた一人である。
しかしあれから40年もたつと金の価格は上昇し、30グラムの金の値段は38万になるので、現在では古銭商に持ち込むと36万程度で買い取ってもらえる。当時政府は国民に金を保有させるために金貨を発行したが、その多くは保有されずに戻ってきた。でも政府はこれに懲りず、数年後の1993年に皇太子殿下のご成婚を記念して再度5万円金貨を発行する。するとこの金貨は重量が18グラムあり、5万円に対して金の価値が高かったため偽造コインが出回らなっかた。
「五万円金貨の価値は現在いくらなのか?」私も所有している5万金貨の価値を調べてみると古銭商などでの金額は22万円前後である。すると約30年のあいだに4倍くらいになっている計算だ。これをみてもタンス預金として現金を眠らせるよりも金貨で持っていた方がはるかに有利であることが分かる。このようにタンス預金にはゴールドや金貨がベストである。
最近は田中貴金属に行っても、有名なメープルリーフ金貨やウィーン金貨も1オンス金貨以外の小粒な金貨は販売していない。数年前より金貨が人気化し、入荷がないという。すると正規ルートで金貨を購入すると最低でも42万ほどの現金が必要になる。30年ほど前は簡単に買えた10分の1オンスの金貨は八千円で購入できたが今では4万円もする。
そこで注目され始めたのが銀貨である。銀貨などはどこの家でもダンスの奥を探せば一個や二個はあるはずだ。初期の鳳凰や稲穂の百円は銀貨である。これを古銭商などに持ち込めば数百円で買い取ってもらえる。すでに中国ではゴールドの他にシルバーやプラチナも人気化しているので、早晩日本でも銀貨が高騰する可能性もある。(明日何が起こるか分からない混沌とした時代だ!現金が安全なのか考える必要もありそうだ。勝田陶人舎・冨岡伸一)
白金
茶飲み話・白金
日々ジワリ、ジワリとドル建てゴールド価格が最高値を更新する中、ここ数年殆ど価格変動がないのがプラチナである。そのためゴールドとの値差は開く一方で、昨年まで半分であった価格が現在では3分の1に近づく方向に推移している。本来ゴールドの産出量は年間3000トン、プラチナはたったの150トンで20分の1の生産量しかない。そしてその産出国は南アフリカ一国に集中している。
そもそもゴールドは重いので地中深く、マントル層に存在しているので火山の噴火や温泉などに溶けて地上に噴出してくる。そこで火山活動が活発で温泉が湧き出ている所なら、どこでも金が産出される。一方プラチナは地球上の鉱物でなく隕石の衝突によって地球にもたらせれたもの、そこで隕石が落下した南アフリカやロシアの一部にしか存在しない。
「地中1000メートル近く、気温60度という狭い坑道での過酷な作業は大変危険だ」。大昔、プラチナ隕石が地球に衝突したとき広範囲に飛び散ったので、プラチナの鉱脈層は非常に薄く分布する。地中深くは気温も非常に高いので常に坑道全体を空調しなければならない。そのため大量の電気を消費する。最近では太陽光発電を利用して電気を作っているが、以前は火力発電に頼っていたので夏場は電力不足でたびたび操業を停止していた。
しかしそのような貴重な金属プラチナの価格低迷にはいくつかの原因がある。まずはプラチナの用途がホルクスワーゲンなどディーゼルエンジン車の排気浄化に多く使用されたが、昨今の電気自動車の登場で需要が急減した。そして金より控えめなプラチナの装飾品を好む日本人が、人口減少で結婚指輪などの需要が減る。人口の多い中国やインド人などは元来地味なプラチナの装飾品は好まない。以前は日本がプラチナの最大輸入国であったのだが・・・。
でももしこれから温暖化問題で二酸化炭素を排出しない水素社会が訪れると、プラチナは水分解の電極や、水素自動車などに使用されるため多くの需要がうまれる。金の不気味な上昇が続く中、プラチナが何倍にもなると夢見る人は今からコツコツとプラチナ積み立てをしてみるのも良いかも・・・?プラチナは採掘コストぎりぎりなので下値は堅い。(注意、もっと急激な円高がやって来る可能性もあるので、今は動かないこととがベストかもね。勝田陶人舎・冨岡伸一)
貴金属
茶飲み話・貴金属
いま世界的に通貨の信認が揺らぐなか、再びゴールドが注目されている。しかし最近の急激な円高で日本での金価格は下落した。原油や貴金属を始めすべてのコモディティーは通常ドルで取引されているため、日本では円高になると価格が下落し、円安になると上昇する。そのためゴールドも円安になれば儲かるわけだ。日本での最近の金価格上昇は円安に大きく振れたことが主な原因でもある。
でも基軸通貨であるはずの米ドルが、通貨発行量の爆増で信認が揺らぎ始めている。これはコロナ下で政府が国民の生活支援で、お金を大量にばらまいた結果招いた現象である。増刷によるドル価値の減少は対局にあるゴールド価格を押し上げ、上昇をるづける金価格がさらに上昇させる事になりそうだ。今でも充分に高いゴールドを買うのも躊躇するが、ゴールドが下落する要因が見つからない。
いっぽうゴールドより貴重な金属であるプラチナ価格は、もう何年も現状維持で推移し一向に上がる気配をみせていない。10年以上前までは金価格よりも高額であったプラチナは昨年までは金価格の半値で推移した。ところが最近のゴールド上昇により、3分の1まで値差が広がる状況も見えている。そして鉱山会社もいくら掘っても経費がかさむだけで儲からないと悲鳴を上げる。
一層のこと採掘を止めれば価格が上昇するが、今は各鉱山会社が我慢比べをする。皆で協力し3割カットとか生産調整を行えば価格が上昇すると思うのだが・・・?金と違いプラチナ鉱山は殆どが南アフリカに一極集中し、各鉱山は隣近所なので談合などは簡単なはずだが、お互いに相手が倒産するのをまっている。でも鉱山会社は過去に儲かったので資金は潤沢!なかなか倒産しない。
そしていまゴールドに比べ、プラチナやシルバーの価格低迷は中国の不景気によるところが大きい。ゴールドと比べ工業品材料として使用される比率の高いこれらの貴金属は世界景気に左右される。それにこれからは米景気も低迷する可能性もある。しかし現在は金と比べ価格が極端に安いので、魅力的なのもたしかだ!(積み金を始めた25年前、金価格は低迷し、見向きもされなかった。それが今では13倍!勝田陶人舎・冨岡伸一)
地震
茶飲み話・地震
最近頻発する地震により、気象庁がついに巨大地震注意情報を発令した。もし実際に南海トラフ地震が発生すると我が国は大変な事になる。国民の半分が何らかの被害を受け、津波により多数の死者も出る。でもこのように人々が警戒心を高めている時には通常地震は起こらない。現在でも地震予測は出来るが予知はできないので、多分数年先にある日突然やって来ると思う。
でももし広範囲に被害が広がる南海トラフ地震がやって来ると、われわれ老後生活も一変する。我々が住んでいる千葉県北部の被害は比較的少ないと思うが、金銭的被害額はおよそ1000兆円に及ぶので、我が国の財政は逼迫し国家破綻に追い込まれることになるかもしれない。いずれにしても日本国建国以来の大惨事になることは確かなようだ!
日本の株式市場なども一気に半分以下に暴落するので、ニーサ枠拡大で貯蓄から投資へという岸田首相の甘言に踊った若い投資家などは大損をすることになる。でも復興需要で仕事が増える建設会社やセメント会社の株価は暴騰する。麻生セメントのオーナーである麻生副総理だけは口角をゆがめてニンマリか?でも工場が直接被害を受ければ問題だが、工場の殆どが福岡県にあるので心配ない。
「まあ、本当に明日がどうなるか分からない大変な時代になった」。巨大地震など直ぐに起こらなくても、中国の国家破綻は必ず起こる。中国が破綻すれば世界的に金融危機が発生し、為替なども含め世界経済は大混乱におちいる。上がり続けている米株なども暴落することもありそうだ。あの著名な投資家バフェットもいま株式を大量に売却し現金比率を高めている。
正直現在は「前門の虎後門の狼」で最大限のリスクにさらされている。このような時節柄下手に欲を出すと身ぐるみ剝がされるので、じっとしてゴールドと現金を半分ずる持つのが正解かもね?なにやらこの数か月でお先真っ暗な洞窟の中に迷い込んだ気がする。(虎穴に入らずんば虎子を得ず。この年になって無理にリスクをとる必要もないのでユックリと抹茶でもすする。勝田陶人舎・冨岡伸一)