マダコ

あのウイルスで汚染されたクルーズ船が停泊する横浜港の埠頭付近では今大量のマダコが発生!釣り糸を垂らせば誰もが江戸前の寿司ネタ(東京湾の宝石)と珍重されてきた大きなマダコが簡単に釣れるという。原因は詳しく分からないそうだが、海水温上昇や海流の蛇行などによるものらしい。「三浦大根と一緒に煮付けると旨い」と取材を受けた地元の釣り人は語っていたが、確かにこれをツマミに晩酌は進みそう。生きたまま持って帰れば動く足を一本拝借、薄切りにしてふだん食べる機会のないタコの生刺身なども絶品であろう。生ダコは足が早い。直ぐに痛むので産地の料理屋など、これを提供するところはまれだ。かつて明石に近い神戸の一軒の鮨屋では、名物明石ダコの生刺身を看板メニューとしていた。

日本周辺の海では最近海水温の上昇などにより、とれる魚の種類が変わってきているという報告が多い。秋には近海でのサンマ不漁、代わってイワシの豊漁など水温が2,3度違っても魚は適温方向に移動するという。最近問題の日本海をボロ漁船でイカなどを乱獲する北朝鮮では慢性的に食料不足らしい。中国の食料援助に頼るがコロナウイルスからの防疫でその国境も封鎖され、事態は一層深刻になったきているようだ。ところが金将軍様は旨い物の喰いすぎで糖尿病が進行、脂肪吸引の治療を受けるがどうもこれに失敗し重篤であるらしい。極秘裏にフランスから医師を招きいれ、治療を受けるが快復するかどうかは疑問だと聞く。

食料不足といえば、いま気温上昇によるサバンナの広範囲な砂漠化と増え続ける後進国の人口増加に、食料供給が追いついていけるのか心配だ!豚コレラ、鶏インフル、など家畜の疫病蔓延。台風、ハリケーン、山火事による自然災害。バッタによる農産物被害など問題は山積する。いよいよわが美しい水の惑星地球では増殖する人口を養うキャパがオーバーしてきた。これ以上の人口増加は食い止めるべきで、日本の人口減少などむしろ歓迎したほうが良い。医療や年金などの近視眼的なアンバランス解消のために「生めよ増やせよ」など愚の骨頂だと思う。もしアメリカの広大な穀倉地帯に干ばつが襲い食料不足になれば、自国民を差し置いて日本に優先的に食料輸出することはない・・・。

いよいよ5Gの取り込みにより、機械の無人化が急速に進む。近未来にはロボットに職を奪われた大量の失業者が町に溢れる。もしこのまま人口が増え続けたら日本も世界も恐ろしいことになる。(勝田陶人舎・冨岡伸一)

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