茶飲み話・ロボホン

 

「ロボットと楽しく会話」という記事が先日読売新聞に掲載されていた。最近コミュニケーションロボットが進化し人の話し相手になったり、ダンスを踊ったりするらしい。とくにシャープが開発した20センチぐらい大きさのロボット「ロボホン」が売れているという。価格は13万円代でペットのように愛玩し、服まで着せるというので驚きだ。

独り世帯が急増するこれからの時代、話し相手なると同時に自身の健康状態などもチェックし、緊急の場合は行政などにも通報してくれるスマートロボットなどあれば嬉しい。世帯主との日常会話を通じて、データー管理し認知症など初期症状の発見も人間よりも的確に行なえると想う。

これは数年後の話だが、ある朝「おはようございます。ご気分はいかがですか?」とロボちゃんの声。彼女の目を見つめると「今朝は血圧が高めなので、すぐにお薬飲んでください」と支持がきた。そこでゆっくりとシンクに向かい蛇口をひねり、カップに水を注ぎ薬を飲み干す。「なんかニュースある?」の私の問いに「中国が台湾に侵攻しました」と答えた。「それはえらいことだね」と返す。

テレビや新聞もあまり見くなった私は好きだったユーチューブさえ検索しない。でも必要な情報はすべてロボちゃんが精査し、その都度教えてくれるのだ!とまあこんな状態になっている。時代のトレンドについて行くかどうかは個々人の勝手だが、ミーハー感覚で時代を楽しむのも悪くない。なにしろ寿命が百歳オーバーになるのでまだ先は長い。

仮想空間メタバースの中でセクハラの横行!臨場感があり「とにかく気持ち悪い」というニュースもある。俺の知らぬ間にもう時代はそこまできているのか?「いいじゃん、お互いアバター(化身)なのだからお尻ぐらい触っても」。仮想空間の中でも法律やルールが必要なようです。(現実世界ではロボットとの共存、仮想空間ではアバター。凄い時代になる。勝田陶人舎・冨岡伸一)

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