茶飲み話・ゴールド投資

 

世界が先の見えない時代に突入した今日、一番の安全資産であるゴールドがにわかに注目され始めている。私がゴールドに興味を持ったのは30代の時なのでかなり長い。このとき読んだ経済本の中に、将来インフレが進むと紙幣の価値は暴落し、紙くずになるとの指摘があったためだ。それならばと田中貴金属に出向き百万円で2分の1オンスメープル金貨コインを購入。すると当時は35枚もの金貨が買えたのだ。

現在はこのコインの価格が一個16万円などで、百万円で6枚しか買えない。ところが当時は5年たっても一向に上がらず、逆に値下がりしたのでやむなく手放した。「金などもはや貴金属ではない!」と言われたのが金1グラムがたったの865円、1990年代頃である。でもその頃が底値でそれから金価格は10倍上昇していく。

「いくらなんだって、絶対におかしい。金は黄色く光る石ころではないぞ!」との思いで始めたのが田中貴金属での毎月1万円積み金である。この時は金を掘り出す価格が金価格を割り込んでいたので、損してまで金を掘る人などいない。世の中、このようなおかしなことが時々起こるのです。でもそういう時期が後で見ると買い場なのですね。でも途中で数度売却したのが悔やまれる。

「問題は今から金を買ってもうかりますか?」の問いに答える事である。私見では金価格が今後上昇する要素は多いと思う。例えば各国の中央銀行の金買い、アメリカ長期金利の上昇から低下への移行。戦争など地政学リスクの増大。米中対立の激化。インフレの増々の進行。金の資源枯渇。など色々とある。一方で金価格はすでに高値圏にあるのも事実だ!何かの原因で暴落することもある。

これから中東戦争が拡大すると米国株の暴落がくる可能性が高い。この時は金価格も一緒に下落するので、慌てて売らないことである。過去の経験では金価格は株価につれ安しても1,2か月で直ぐに元の値段に戻るので心配ご無用だ。しっかり握っていればよい。(写真・京成大神宮下近くにある常盤神社。近くにこんな金ピカな美しい神社があるとは知らなんだ。勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

 

 

 

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