茶飲み話・帰化

 

新年を迎え各地の観光スポットが込み合うなか、最近特に目立つのが欧米からの旅行者である。いま我が国は行きたい国ランキングナンバー1でとても人気がある。その理由として上げられるのが、時間に正確な交通機関、安全で静かな街路、清潔なトイレ、安価で質の高い飲食、各地に点在する歴史ある神社仏閣など様々あるが、なんといっても評価が高いのが日本人の優しい民族性であるである。

そのため新婚旅行先として最近日本を選ぶ外国人カップルが多い。新婚旅行先として優先されるには、まずは安全が担保される場所が選ばれる。誰もすき好んでアフリカやインド、中国を選択する人は少ない。もし事件、事故などに巻き込まれれば一生の語り草になる。そして男性のエスコートが悪ければ、成田離婚になることもある。

ところで日本人が初めて新婚旅行に出かけたのは、かの坂本竜馬だとの記述がある。彼は1866年に「おりょう」を連れ九州高千穂に温泉旅行をしているらしい。戦前の事は知らぬが、日本人が一般的に新婚旅行をするようになったのは昭和も30年代中頃で、行先として南国情緒のある宮崎だった。それから団塊世代になると徐々にグアムやハワイに移り、近年は欧米や豪州が主流となっていた。

「日本人のパスポート習得率がたった20パーセント!」最近の統計によると、我が国のパスポートの習得率が年々低下しているという。日本人の新婚旅行先も海外から沖縄など国内にシフトし、物価が高く治安の悪い海外が敬遠されるようになった。遠く海外から夢の国ジパングに多数やって来るのに、わざわざ危険な海外に出ることもない。

そしてすべての日常生活がうまく機能する我が国に移民を希望する外国人も多い。自我のぶつかり合う、社会に疲れた欧米人が「和」を求めて日本人になりたがる。一方で堅苦しい規則を嫌う日本人もいる。彼らは最近シンガポールやドバイに行っている。くれぐれも和を乱す我欲だけの外国人の帰化申請は受け入れないでほしい。(中国がどんどんヤバクなっている。多数の難民が流れてくる日が近いかも?勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

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