茶飲み話・師走
晴耕雨読、晴れの日は庭に出て落ち葉の片づけ、雨の日はロクロを回す。朝に抹茶を頂き、夕べに一献!ネットで世の中の出来事を俯瞰し、自らの思いを巡らす。老いもまた良きかな・・・。「皆さん、日々楽しんでいますか?」近頃私は癌の心配も遠のきマッタリとしている。しかしこれといったストレスもなく過ごしていると認知症のリスクも心配だ。そこで刺激を求めて何か面白い話題を探っていこう。
いよいよ来年の1月から米国の大統領がトランプさんになる。トランプさんは金持ちなので、建国以来初めて自分で選挙資金調達できた大統領である。(実際にはマスク個人から150億もの献金も受けている)。アメリカの大統領選挙を戦うためには大金が必要なのだ。その額およそ1千億円とも言われている。この資金は原則個人の支持者から調達されるが、それでは足らずに企業など大口の献金を受けることになる。すると当選した後には彼らの利益を優先しなければならず、ここがアメリカ大統領選挙最大の難点である。
とくにアメリカ民主党はこの傾向が強く、その結果社会を牛耳る金持ち既得権層の操り人形としては働くようになる。そしてそれに怒った一般庶民が今回、トランプさんを再び担ぎ出した。しかしメディアのほとんどが既得権者なので反トランプだ。しかし銃弾に撃たれながらもトランプさんが当選した。そして彼は建国以来の大改革を行うと宣言。アメリカを再び市民主体の偉大な国にするために!
なかでも新設した効率化省に就任したイーロンマスクは強烈で、既得権者の言いなりFBIやCIAをも解体すると言っている。すると強烈な反発を食らうのは必至で、銃弾に倒れる危険性が続く。今度閣僚に入るケネディジュニアは親のロバートも、アメリカ改革を訴え銃弾に倒れた。そこで彼は過去の真相解明に動くと誓う。60年前のあの痛ましい事件は大統領を守るはずの、CIAの謀略とされているのだ。
一般的に日本人はトランプやイーロンマスクにあまり良いイメージを抱いていない。それは彼らが何のために戦っているのか、日本のメディアが報道せず、彼らの悪いイメージだけを伝えているからである。テレビや新聞の情報のみでは時代を見誤る。ネットの普及により様々な情報が交錯するので、取捨選択して自身の軸足を保つことが大切だ。(大改革を行うには皆さんが嫌いな、トランプのような強烈なパワーが必要なのです。勝田陶人舎・冨岡伸一)