数年前に京成八幡駅がリホームされると、駅売店キオスクの代わりにファミマのミニショップが新規オープンした。キオスクと違いランチなどの軽食も買えるので、工房に向かう時は度々ここを利用する。しかし最近レジ袋が有料になると、「レジ袋ご利用ですか?」と支払いの際にいちいち聞いてくるので煩わしい。飲み物だけの購入時には必要ないので断るが、パンなどとの複数購入時にはレジ袋に入れてもらう。するとオプションで3円の支払い追加となる。
今世界中がCO2削減のためのに奔走している。脱炭素で地球環境を維持し、温暖化防止で海水面の上昇をおさえる!とは結構な話だが、あの薄っぺらなレジ袋を減らしたところで、どれだけの効果があるのかは分からない。また早急なガソリン車から電気自動車へのシフトも、新たな需要創造のよる一部の資本家達の利益誘導だと言う人もいる。
石油を使わなくなれば当然中東の産油国は没落していく。するとアラビア半島などの重要性は歴史の中に消えるだろう。化石燃料資源の殆んど産出しない日本にとっては脱石油も悪くない。ただ電気自動車が普及すると、電力エネルギー需要はこれから何倍にも膨らむので、原発を使わずに対応するのも難しい。現状では人気の風力発電や太陽光では発電量も限られている。
「そんなことって本当に出来るのか?」先日ニュースを見ていたら新たな太陽光発電の方法として、宇宙空間に太陽光パネルを並べ、そこで発電した電力をマイクロ波に変え、地球の基地局に送ることが研究されているという。でも実現には数兆円の資金と30年余りの歳月が掛るというので、私がその装置を目撃することはない。近年の科学技術は日進月歩で、戦後生まれの凡人には想像さえ及ばない世界になっていく。
「アメリカも勝手なもんだ」。石油が必要なければ何も危険を冒してアラブ諸国に留まることもない。「あとは御自由ににどうぞ」とイラクやアフガニスタンなど戦闘地域からどんどん撤退している。そのうえアフガンでは最新鋭の戦闘機や軍用ヘリなど、大量の武器をわざと置き去りにした。その額は数兆円に上るというので驚きだ。アラブを混乱させようとするアメリカの意図は何か・・・・?(夏茶碗でいっぷくも今日で終了。勝田陶人舎・冨岡伸一)