焼き芋

今年の夏は世界中いたる所で記録的な猛暑で、いよいよ温暖化の問題を先送りに出来ない状況が差し迫ってきている。特にカルフォルニアやリベリア半島のスペインでは、野火による火災で重大な被害をもたらしていた。日本は幸いなことに温度が上がっても湿度も高いので自然発火が今のところ起こらない。しかし湿度が低く乾燥している地域では、40度近くにもなるといたる所で野火が発生し、消防による消火活動など焼け石に水となる。ロスアンゼルスの近郊の森林に囲まれた住宅地では、毎年定期的に森林火災に悩まされており、家を失う人も多くいる。でもトランプ大統領は炭酸ガス削減など全く関心がない!

「お芋上手く焼けたかなあ?」子供のころ秋になり木の葉が枯れて落ちると箒でかき集め、焚き火をして直接落ち葉を燃やしていた。そこで灰の中にサツマイモを投入し、暫く待つと焼き芋ができる。アルミホイルなどもまだ無い時代で芋を直接火にくべるので、外側は墨のように黒くなる。でも中はホクホクで、蒸かし芋より格段に旨かった・・・。最近日本では排ガス規制が厳しく実行され、焚き火はしない。むかしは秋になり電車で郊外を走ると、あちこちの田んぼで稲ワラを焼く風景を確認できたが、今では見ることもほとんどない。風のない夕方、稲を刈り取った田んぼで焼かれる真直ぐに立ち上る煙を見ていると、なんとなく郷愁をかんじたものだ。

近年行政の指導もあり焚き火は簡単には出来ない。田んぼの稲ワラも収穫と同時に、コンバインで細かく切り刻んで肥料に撒いている。でも我々日本人が皆で努力して二酸化炭素の削減に励んでも、広大な森林火災が多くの場所で発生すれば焼け石に水!どんどん温暖化に拍車が掛かり負のスパイラルに陥る・・・。かつて青春時代に近くの歯科大学の文化祭に行ったことがあった。祭りのフィナーレにグランドの真ん中でキャンプファイヤーを焚き、皆でフォークダンスを踊っていたら、消防自動車がサイレンを鳴らし駆けつけてきて、騒ぎになったことがあった。今はキャンプファイヤーなども全く過去の思い出である。

焼き芋にはこの器でどうだろうか?(千葉県八千代市勝田台、勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

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