茶飲み話・牛丼

「最近やけに電車が混むよなあ」とつぶやき工房からの帰り道、成田発の特急に乗り込んだ。つい先日まではこの電車も余裕で座れたが、今日はスーツケースを引きずる人で満席状態である。入国規制も先月解除され再び多くの外国人が日本にやってくるようになった。いま日本は外国からみて、旅行したい国のナンバーワンだという。観光スッポトは多く、安心安全で宿泊や食費は安いし、街やトイレは清潔で至れり尽くせりだ。

先日も空港でのテレビ取材で「東京のどこへ行きたいですか?」と外国人に聞くと、まず上がるのがコンビニ、百均、回転寿司、ラーメン、牛丼屋などの安価な店であっる。たまに秋葉原や原宿といったスポットをあげる人もいるが、銀座のブランドショップと答える人などはまれである。そして観光で訪れる名所旧跡の神社仏閣では比較的神社の方が人気がある。神社は基本拝観料は取らないので、京都でも一番人気は無料の伏見稲荷であるという。

「せっかく日本に来たのだからもっと金使えよ」と思うのだ。今は円安で海外から見た日本は物価が凄く安い。そこで高級ホテルに滞在し、数寄屋橋次郎で寿司を食い、銀座のクラブにくりだしドンペリ飲み、デパートで統一教会ご推薦の高額な壷などを買ってほしい。外国人観光客が増えるのも悪くないが、貧乏旅行では街が荒れるだけでたいした経済効果も生まれない。

一方で中国人などに都心のマンションや一等地が爆買いされている。日本の土地はバブル期に高騰したが30年間のデフレで今や中国の主要都市と比べても安価になった。中国ではしょせん土地は国有で70年間の使用権しか購入できないので、自由に売買できる日本の不動産は彼らにとっては魅力がある。最近ではあのハウステンボスも中国資本に安値で売却された。いま北海道や沖縄にはどんどん中国資本がはいっている。

先日中国では共産党大会が開催され、習主席の続投が決まった。これにより中国は北朝鮮のような独裁国家の道を進むので、金持ちや弾圧を嫌う人々はどんどん海外に逃亡している。すると容姿では見分けのつかない日本は魅力ある国のはずだ。しかし先日発生した、池袋サンシャインビルでのチャイニーズマフィアによる乱闘騒ぎ見るとあまり歓迎できない。(この季節工房には大量のドングリが降ってくる。勝田陶人舎・冨岡伸一)

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