アマゾン

アマゾンではいま広大な森林火災が発生している。それもアマゾン川周辺の熱帯雨林で起きているので事態はより深刻だ。熱帯雨林もこの時期は乾期で降雨量は多くないというが、最近の温暖化による気温上昇で乾燥が進み発火しやすくなっているのかもしれない。広大なアマゾンの森林は光合成により二酸化炭素を酸素に変える重要な役目をになっている。ところがブラジルの現シャルル・ボルソナロ政権は環境より経済優先で、森林を保護することよりも森に火をつけ牧草地などに変えることを優先しているという。しかしアマゾンの熱帯雨林がなくなると二酸化炭素量が増大し地球温暖化に、より拍車がかかると言われている。先日フランスで行なわれたG7首脳会議では、アマゾンの火災消化に各国で二千万ユーロを拠出することで合意した。でもボルソナロ大統領は「よけいなお世話とこの申し出を拒否した」

「アレクサ、テレビつけて!アレクサ、お風呂沸かして!アレクサ、エアコンの温度下げて!」と家の管理はなんでもアレクサにおまかせ、こんな便利な時代がやって来る。最近あのグローバル企業アマゾンが発売したスマートスピーカーは人の声を拾い、命令するといろいろなデバイスを操作してくれるという。ソファーに横たわりリラックスしても、アレクサがあればいちいち起き上がる必要も無いそうだ。いまCEO(社長)ジェフ・ベゾス率いる株式会社アマゾンは通販以外の分野でも、自動配達のインフラ整備や無人店舗などで、人々の生活を劇的に変えようとしている。書籍のネット通販から始まった同社は、その後日用品など広範囲に扱い品目を広げ、今や殆んどの商品がアマゾンの通販で買える。当日配達などその利便性は格段によく、競合他社の付け入るすきはない。

ところでアマゾンの社名の由来が面白い。アマゾンは最初アリババの呪文である「カダブラ」という名で創業した。しかしカダバー(死体)という単語と間違えられることがあったそうで、それならば広大な商品流通の流れといことでアマゾンに改名したという。これを聞くとひとつ疑問が残る。ではあの中国の同じ業態のアリババの社名はどこから取ったのか?当然アリババはアマゾンより会社設立は後だ。もしかしてアマゾンが捨てたカダブラの呪文をひっくりかえし、アリババ名を付けたのではないか?いままでなんで中国の巨大ネット通販会社の社名がアリババなのか分からなかったが、この因果関係は偶然にしてはできすぎだ。

この話はあくまでも個人的な推測に過ぎない。ワギュウ、コシヒカリ、トチオトメとなんでもパクル中国のこと、疑ってみたくもなる。

(勝田陶人舎・冨岡伸一)

© 2024 冨岡陶芸工房 勝田陶人舎