茶飲み話・イスラエル

 

「イスラエルとパレスチナテロ集団ハマスとの戦争ですか!また厄介な事になりそうですね」。7日の土曜日に突然パレスチナのガザ地区からイスラエルに多数のロケット弾が撃ち込まれ、数百人の犠牲者が出るという惨事が起こった。これによりイスラエルは直ちに反撃し、事実上戦争状態に突入する。強硬派のイスラエルのネタニヤフ首相はガザ地区を殲滅すると宣言しているので、広く中東を巻き込んでの戦争に発展する可能性がある。

最近せっかくイスラエルとサウジアラビヤの和平交渉の進展もみられ、この地域が政治的に安定し始めた矢先のニュースはかなりの衝撃が走った。戦争がエスカレートし、イランやサウジそして湾岸諸国を巻き込んでの戦争になれば、再び原油価格の高騰をまねき、物価高による庶民の生活を圧迫することになる。

ウクライナでの戦争もいっこうに終結する気配もない中、もし新たに中東戦争が加われば世界景気に対するダメージは計り知れない。東アジアでも先日フィリッピンと中国の警備船のイザコザもあり緊張が高まるなか、この機に乗じて中国の台湾進攻も警戒する必要もある。世界は明日何が起こっても不思議でない一触即発の時代に突入!

「とりあえず車のガソリンは満タンにしとけ!」とある評論家が言っていたが、我々団塊世代は何度も石油危機を経験しているので、わけも分からずトイレットペーパー買いだめに走った行動が脳裏に焼き付いている。数年前もコロナでマスクを探し回り、一箱3000円でやっと買ったマスクが今では10分の1である。この戦闘で原油価格が高騰するかどうかは現段階では分からないが、備えあれば憂いなしである。

現在は遠く中東や欧州で起きていることなので、悲惨な映像で見てもあまり実感は無いが、日本にもある日突然西からミサイルが飛んでくる可能性もあるので人ごとではない。世界情勢はかなり緊迫しそうなので、今後の展開を注視したい。ところで以前は有事になると円が買われ円高になったが、今は「有事のドル買い、ゴールド買い」で円安になるのか?(突然の降ってわいたような話で、大変憂慮している。勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

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