酒池肉林

われわれ団塊の世代も70歳を超えてくると、もう殆んどの人が年金で生活するようになっている。ところでこれだけ年金の受給者が増え続けると「ほんとうにこれからも年金が継続的に受け取れるのか?」その年金の財源の枯渇も気になるところだ。それに国の財政赤字はとうとう一千兆円を超えてきたという。近々日本国が破綻するのではと心配になるが、もう20年以上も前からこの問題は浅井隆、藤巻健史氏らの経済評論家が日本の財政破綻に警鐘をならせど、いっこうに破綻などする予兆すらない。世の中のデフレスパイラルは続き、物価はあまり上がらず、金利は限りなくゼロパーセントに張り付いたままである。なのに世界で不測の事態が発生すれば、すぐになぜか通貨の優等生とされる円が買われ円高になる。

最近アメリカで注目されている新しい貨幣理論で、今までの学説を覆すとっぴな考えの学説が登場してきた。MMT(現代貨幣理論)と呼ばれるこの論説。簡単に言えば自国通貨立て(たとえば円建て)で発行した国債などの債権は、幾ら発行しても自国内で吸収しているかぎりは、デフォルト(債務不履行)にならないという。なぜなら国の借金が増えると、逆に貸す側の立場である国民の資産も同額増え数字が大きくなるだけで、そのバランスは常に均衡していて永遠に破綻をすることなどありえないという。だからもう我々は年金の破綻など考えなくてもよく、財源がなくなれば国債を発行し続けそれで充填すればよいらしい・・・。「ああ良かった、これで一生安心だ」と思うが、ただし一つ落ちが付く「ハイパーインフレにならない限りはという!」

ゼロという数字は面白い!ゼロはむかしインド人が発見したと聞く。「さすがお釈迦様の国だ、仏教で言う空の概念ですかね?」ところで一銭も無い人は金持ちか?借金を抱えた人からみれば金持ちである。世の中には早くゼロになりたいと願う人は沢山いる・・・。でも借金と資産が百万円で0円の人、一億の借金と資産がある人、いや百億の借金と同額の資産がある人。この三人はいずれもこの瞬間に精算するとみな無一文だが、実際には百億の人が一番金持ちだ!オケラの人と百億借金できる人の差は一体なんだろう?それはその人の信用の差だと思う。百億借りられる人には莫大な信用力がある。国とて同じこと国が信用されていれば幾ら紙幣を印刷しても、みな一万円と書かれたただの紙切れを喜んで受け取る。

MMT理論から言えばこの秋に予定されている消費税など上げる必要が無い、国債発行で賄えば良いだけだ。紙幣をどんどん発行し民衆に回して皆でドンちゃん騒ぎ!酒池肉林すれば金が動き、景気が良くなり税収も増える。

(勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

 

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