アジサイ

バスから降り階段を駆け上がると、特急電車がホームに滑り込んできた。やれやれどうにか間に合った。席に座りホッと一息・・・。正面をみると、「あれーなんだこの二人、親子かなあ?」中年女性と女学生と見られる二人の顔が全くの瓜二つ!あまりにも相似形なので、噴出しそうになったがグッとこらえた。でも二人の顔がなんとなく、化粧品の宣伝に出てくる使用前、使用後のメークのようで面白い。「若いこの子も30年も経つとこうなるのか?」親と視線を合わせずに眺めた・・・。確かに子供は親の容姿に似るものだが、こんなことは大昔から分かりきっていた。だがその理由が科学的に明らかになったのはDNAが発見され、遺伝子解析が進歩したごく最近のことである。

「あなたの唾液からDNAを採取し、遺伝子情報を解析します」というサービスが最近流行っているという。ここまで遺伝子解析が進むと、私が一番興味を持つのは「一体、われわれ日本民族はどこからやって来たのか?」という難問である。先ごろまでは単純に古代からの原住民であった縄文人に、中国や朝鮮半島から渡って来た弥生人といわれる人との混血と考えられていた。しかしその言語、文化、風習、統治制度など余りにも異なる。そこでいよいよDNA解析による日本人のルーツ探しが始まったが、それによると多くの日本人は韓国や中国人の持つ遺伝子とは異なり独特らしい。むしろ南アジアの人々との共通点が多く、それに氷河期には陸続きだった樺太・北海道からの北方アジア人の遺伝子が混じっているという。

そして真偽は分からぬが遺伝子を調べると、日本人とユダヤ人の遺伝子が共通する部分があるという人もいる。「何でそんなことが!」地理的距離を考えると常識的にあるわけない。でも一部の説では、ユダヤ人はイスラエルの地をローマに追われた後、12部族あったうち10の部族がこつ然と消え、その後の行方が分からないという。東へ逃げた一部がモンゴルを通り満州を経て日本にたどり着いたらしい?この秦氏と日本で呼ばれた集団が実はユダヤ民族で、日本にもろもろの文化をもたという珍説もある。確かに日本人とユダヤ人は共に勤勉で共通点も多い。かつて山本七平という人がイザヤ・べンダサンと名乗り「日本人とユダヤ人」という本を出版し、すごく評判になったことがあった。

今咲くアジサイは日本原産の植物であるが、海外に渡り遺伝子操作などで様々な品種に改良され、里帰りして花屋の店頭を飾る。このブログはあくまでも私の独断と偏見によるもので、正確な歴史考察、科学的根拠に基ずくものではありません。

(勝田陶人舎・冨岡伸一)

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