乙女

「命短し、恋せよ乙女」という歌いだしの「ゴンドラの歌」という歌謡曲が大正時代に流行ったと聞く。吉井勇作詞だというこの曲であるが、私の青春時代の思いで曲のひとつでもある。ビートルズ世代と言われた私には直接関係が無いが、当時友達であった7才年上の先輩が、このゴンドラの曲が好きでよく口ずさんでいた。そして「冨岡君、彼女いるの?今の時間を大切にしろよ、青春はすぐに過ぎるぞ!」が彼の口癖だったからだ。

二十歳の頃に結核を病い何年か療養していた彼は、若くして命のはかなさを実感してしまったらしい。しかし結核が完治した後も、彼自身は恋愛して所帯を持つわけでなく、独身のすえ50歳前に他界した。

「楽天。モバイル!」という叫び声が突然イヤホンする耳に刺さる。「なんだここのガナリ声は」ビックリすると同時にショッキングピンクの映像が目に焼きつく。刺激強すぎ!「ちょっと、やめてくれないかな、こんなのありかよ」いくらコマーシャルでもマナー違反だよ楽天さん・・・。でも乙女といえば20年以上も前には上品で可憐なイメージだったこの宣伝の米倉涼子さんも年取ると、ただのヒステリックなオバサンに成り下った。可憐だった自分のイメージを崩す宣伝など受けないほうが良いと思う。

いっぽう私が気にいっているコマーシャルは、見知らぬ乙女が絨毯の上で寝転び、回転するだけの「クリモト・クリニック」の宣伝である。広告代理店で働いていた女房はこの宣伝くだらな過ぎて腹が立つというが、私はそうは思わない。ほとんど経費をかけない宣伝のわりには単純で、かえってインパクトがあるのは笑える。

3社の寡占状態では携帯の料金もあまり下がらない。ここに楽天が新規に参入すれば金額が安くなるかも?でも視聴者無視のごり押し宣伝はかえって逆効果ですよ。(勝田陶人舎・冨岡伸一)

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