水芭蕉

今週の火曜日、高校時代の友人5人と一泊二日で尾瀬ヶ原を訪ねた。東京から新幹線に乗り上毛高原駅下車。迎えのツアーバスで天神平散策の後、関越トンネルを抜けた新潟県の中里のホテルで宿泊。温泉に浸かりくつろいだ翌日早朝、小型バスに分乗し尾瀬が原の入り口に到着し鳩待峠に向かった・・・。「これでは帰りが思いやられるなあ」鳩待峠からは沢に沿っての急勾配の下り坂が続く、不規則な敷石に足を取られる。暫く行くと今度はだらだらと下りの木道を歩く。足元が気になり周りの景色などほとんど注目してない。でも視界は左右、岩壁と新緑が美しい木々に遮られているので見透視はきかない。それでもなんとか頑張って沼のある下まで降りきった。

「あれー、水芭蕉ってこんなにデカイのか?」始めて見る巨大な水芭蕉にびっくりした[水芭蕉ってもっと可憐な花だと思っていたのに、イメージとは大分違う」と友達に告げると「いや、俺が以前きた時にはこんなデカイ水芭蕉はなかった!それに沼地の水芭蕉の数も少ないようだ」と答えた。私は始めて尾瀬を訪れたので過去との比較は出来ないが、原因は富栄養ではないかといううわさだ。すると「これは福島の原発事故が影響してるんじゃない?」と友人のK君が発言した。「そうか、放射能汚染による突然変異か?」。「それではこのデカイ水芭蕉は、南太平洋のフランスの核実験で被爆して、イグアナが巨大になったゴジラみたいだね!」口々に勝手にいって笑った。

尾瀬湿原の木道を歩いていると心地よい。まだ雪の残る至仏山を初め美しい山々が沼地を囲み、遠くの山裾には芽吹いたばかりの白樺などの林が続く。時々聞こえるカッコウやカエルの鳴き声、なんとも穏やかでいい。しかし二本の木道は人の列が絶え間ない「こんにちは、こんにちは」と挨拶を交わすのも煩わしいぐらい人が通る。でも道行く人のほとんどが60才以上の女性である。最近の若い女性は仕事をしているので当然ウイークデーなど時間が取れないのであろうか?なにしろ最近若い人を観光地ではあまり見かけない、しかし若い中国人は別格で何処にでもいる。時代のスピードと変化はすさまじい。ぼんやりとたたずんでいる時間など、今の日本の働き盛りにはないのが気の毒だ。

働き方改革の法案は国会を通過したが、労働時間の短縮など本当に出来るのであろうか?たまには食器から離れ、以前の尾瀬の面影が残るという美しい場所の写真を掲載する。(千葉県八千代市勝田台、勝田陶人舎)

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