茶飲み話・ロシア

 

ウクライナ戦争の開始からすでに十ヶ月を経過するが、戦争はエスカレートするばかりで停戦のきざしすら見えない。最近ロシアはウクライナの一般市民を標的にし始め、寒い冬に欠かせない電力網の寸断をねらい発電所などの重要インフラを破壊している。そのため電源を断たれた市民は防空施設など一箇所に集まり、身を寄せて暖をとる。ロシア・プーチン政権は真に国際法を無視した身勝手な蛮行を繰り返す。

「ロシア人は嘘をつくことに罪悪感を感じないらしい!」ロシア人も中国人と同じで、だますより、だまされるほうが悪いという社会通念を持っているという。逆に日本人は嘘を嫌うので、簡単な契約事は口約束だけで成り立つ社会である。重要な取り決め以外はお互いの信頼ですみ、へたに契約書の取り決めとか言い出せば「お前俺を信用しないのか?」と相手の気持ちを削ぐことになるかなり特殊な社会だ。

このような文化の違いはお互いに誤解を生むことになる。彼らの常識では約束や条約は破るためにあるので、ロシア人の言動を信じるほうが悪い。事実日本はロシアに戦前の日ソ不可侵条約を初め安倍首相との北方領土返還交渉など、多くの約束事が反故にされてきた。

現在ウクライナのゼレンスキー大統領が停戦に応じないのはロシア人を全く信用してないからである。停戦しても弱みを見せればすぐにまた攻めてくる。もしプーチン政権がクーデターで崩壊しても、日本人が期待するような民主国家になることなどありえない。また新手な独裁者が誕生するだけである。ロシアの国民性を考えれば協調などありえないので、ウクライナ戦争は簡単には終わらないと私は想っている。

ロシア人といえば離婚率が87パーセントでほとんどの夫婦は伴侶を何度か代えると聞く。中には10数回離婚を繰り返す女性もいて、それを自分がモテル証拠と公言するらしい。そういえば数年前に知り合った若いビジネスマンの奥さんがロシア人だったが、帰宅が遅くなる日が続いたので離婚を口にすると「OK!」の一言で出て行ったそうだ。あまりにも簡単な幕切れにあっけにとられたと語った。(勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

 

 

 

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