茶飲み話・地震

 

「しかし元旦から大地震とはねえ!」昨年から24年は世の中荒れそうだと確信していた私も、まさか日航機事故といい新年早々このような災いが日本を襲うとは思っていなかった。不謹慎な話だがもしこの規模の地震が太平洋側で起きたら、我が国は壊滅的な打撃を受ける。そして今後10年以内に起きることが高い南海トラフ地震は、今年起きる可能性も数パーセントある。

でも各プレートがぶつかり合う日本列島に住む以上、日本人は大地震など起きることが必然として日々の生活を営んできた。そのためインフラや建築物は厳しい耐震基準で設計されているが、地震の揺れ方は様々なタイプがあるので、実際に起きてみないと分からない部分もある。最近は地盤の悪い湾岸のタワマンなど人気があるが、ひと揺れきて10センチ傾けば価格も大幅に減価する。

そこで経験豊富な年配者はタワマンなど怖くて買わぬが、日本の地震状況にうとい中国人や若い高収入キャリア層が購入している。しかし中国の沿岸部は地震ほとんど起こらないので、中国の常識は日本では通用しない。もし投資目的でタワマンなど購入すれば、一夜にして大きな損失を出す。でも利にさとい中国人は、比較的地盤の強い港区や渋谷区などのタワマンを購入する傾向が強いとも聞く。

13年前の東日本大震災ではディズニーランドのある浦安市は液状化現象が起き、地価が暴落したが「のど元過ぎれば熱さを忘れる」。最近ではその利便性により、また地価が値上がりし始めている。天災は忘れた頃にやって来る。日本の人口減少が叫ばれるなか、増々の首都圏への一極集中は災害へのリスクが高まるばかりだ。

私の工房がある八千代市は良い所ですよ。ほとんどが比較的地盤の強い北総台地にあり地名も八千代台、勝田台、緑が丘と台地にある。周辺にはまだ田畑も多く、避難する場所も身近にある。そして都心へのアクセスも便利で東葉高速に乗れば大手町まで座っていける。(いよいよ激動の24年の幕開けだ!勝田陶人舎・冨岡伸一)

 

 

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