
茶飲み話・150歳
テクノロジーの変化が日々劇的に進んでいる現在、短期的には様々な問題があるが、何も悪い事ばかりではない。AIにより人の身体的メカニズムが解明され、現在では難病とされる癌や認知症を予防する薬などが開発されつつある。そして今後あらゆる病から解放された人類は、老化の進行をおさえることも出来るようになり、寿命は150歳まで伸びるという。あと10年頑張れば高齢となった我々の世代でも人生120年位延命するかもしれない。
まだ夢のような話だが、先端医療を推進するイーロンマスクのニュウロリンク計画では既に現実の事として語られている。数年後に登場する量子コンピューターの演算速度は異常に速く、今まで10年近くかかていた新薬の臨床試験なども数か月で開発される。そして持病のある人などはアップルウォッチのような器具を腕に巻けば、身体のあゆるデーターがオンラインで医療機関に送信され、脳梗塞などを未然に防ぐことができるようになるらしい。
もし日本人の寿命が150歳になれば、現在叫ばれている少子化問題も解決される。寿命が延びれば毎年新生児も生まれるので、総人口は減らずに増えていくこともあり得る。これからやって来る未来を想定に入れず出生率を上げれば人口増により、社会負担が増していく。労働はAIやロボットがこなし、民衆は労働から解放されるので、開発に携わる超エリート以外は働く必要がない。
なにしろ今は人類誕生以来最も過激なパラダイムシフトが起こっているので、過去の常識などにとらわれていては時代に潰される。もがきながらでも未来を生きるしかない・・・。最近強く感じていることの一つに、労働から解放された人たちが、何を生きがいにするかだ!メタバースのようなデジタル空想の世界に生きがいを見つけるか、それともスポーツや趣味などでアナログで時間を費やすかだ。
これからは会社という仕事のコミュニティを失った人たちが、スポーツや趣味のコミュニティを求めるようになる。孤独を生きがいにする人以外はオンラインでコミュニティを作るか、アナログ趣味で集まるかだ。私は現在でも陶芸を教えているが、これからはボランティアで時間を持てあました人たちに、工房を解放することなどを考えている。(人生150年ともなれば、長い人生をいかに生きるかが大問題となる。勝田陶人舎・冨岡伸一)
