茶飲み話・ダイバーシティ

 

最近流行り言葉の一つにダイバーシティがある。これは多様性という意味で、様々な人種や価値観を許容する標語で使われることが多い。特に日本では近年インバウンドで世界各国からたくさんの観光客がやって来る。すると様々人々が独自の文化や宗教などを持ち込んできて、中には長期滞在や永住権などを申請する人がいる。またイスラム教徒などは戒律が厳しく、料理の中に入っている豚の油やアルコール類までも拒否するので新たな問題も生じる。

「学校給食にもハラール料理の提供を!」と要求する外国人も出てくる。日本に住みつくイスラム圏の人々が家族を呼び寄せ、子供達を日本の学校に通わせると当然問題になるのが給食である。彼らのためにイスラム教の教義に応じた、豚肉などを使わないハラール料理を提供することになる。そこで手間がかかると拒否すれば宗教の自由を認めた憲法に抵触し、人権問題に発展することもある。

また私の工房がある勝田台駅にはいくつかの学校があり、毎朝多くの生徒が電車を降りていく。すると女子生徒の中には通常の制服であるスカートでなく、ズボンをはいている子も見かける。数年前に性同一性LGDP法案が国会で通過し、女子にスカート着用の強要は出来なくなった。でもさすがに男子のスカート着用はまだ見かけない。そこで誰かが勇気をだしてスカートはいて通学したら面白い。もちろんトイレは女子トイレを使用するのだ。

このようにダイバシティを尊重し許容すると既存のルールが崩壊し、世の中ドンドン煩雑になっていく。そして気が付けば日本の伝統文化や価値観は希薄になり、グローバル化という混乱の中で消滅する。いま欧米では行き過ぎたグローバル化とダイバシティにより移民を大量に入国させた結果、民族対立による社会崩壊が進行している。そこで怒った自国民は伝統文化を取り戻すため、保守政権樹立を目指す運動が活発になってきた。

そしてアメリカでも、もし自国第一主義者のトランプさんが11月の大統領選挙で当選すると移民排除に動き、保守的な白人中間層やキリスト教徒を優先する政策に変わる。するとバイデンの民主党主導で進められてきたグローバル化やダイバシティは衰退していく・・・。(グローバル化やダイバシティ、すなわち無国籍化や多様性とは聞こえが良いが、すべての民族を混乱に導く愚策でしかない。勝田陶人舎・冨岡伸一)

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